社会
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キャバ嬢という矛盾した存在『キャバ嬢の社会学』
2014年4月5日23歳の京大大学院生が、自らキャバ嬢となって潜入捜査!と帯に書かれている文言に惹かれて購入したらこれが大当たりだった。著者が自らキャ…more
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『メキシコ麻薬戦争』 ゴッドファーザーよりヤバイ現実
本書は、日本で報じられることの少ないメキシコの現状を、その歴史的背景から明らかにしていく。なぜ民主主義への転換はメキシコ麻薬戦争を拡…more
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3月のこれから売る本―紀伊國屋書店富山店 野坂美帆
BMC、ビルマニアカフェという団体をご存じだろうか。「月刊ビル」というリトルプレスまで出版している1950~70年代ビルを偏愛する5…more
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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』解説 by 板垣 恵介
"強ェえ男が好きだ。強ェえ男を見たい。強ェえ男を聞きたい。強ェえ男を笑いたい。強ェえ男に畏怖えたい。 そんな事を50年以上は考…more
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『原発敗戦 危機のリーダーシップとは』 リーダーには何が必要か
著者は、深い敗北感のただなかにいる。わたしたちは何も学んでいないのではないか、日本は70年前の敗戦から何も変わっていないのではないか…more
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『遺体 震災、津波の果てに』文庫版あとがき by 石井 光太
2014年3月11日本書の執筆は、そんな私にとって祈りともいうべき作業だった。壊滅した町にあっても、生き残った人々は遺体を捜索し、搬送し、検案し、なんと…more
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『記者たちは海に向かった』 - 半径10kmのジャーナリズム
その時なぜ福島民友新聞の記者たちは、海へ向かったのか?記者たちの「本能」、そして新聞社という組織における「無意識」の結集を、3年の月…more
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『前へ! 東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録』取材ノート by 麻生 幾
2014年3月10日"文庫本として出版するにあたり、広報セクションを通してあらためて関係者の方々よりお話を伺った。 東日本大震災より3年近い月日が…more
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『救命 東日本大震災、医師たちの奮闘』文庫版後書き by 海堂 尊
"あれから二年半。世の中は変わった。 被災地の頑張りの方向性は一貫しているが、社会のベクトルは大きくぶれ、被災地をネグレクトす…more
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この写真から目を背けてはいけない『フォト・ドキュメンタリー人間の尊厳』
2014年3月6日最初はちょっとした好奇心からだった。アメリカ・ペンシルバニア州の大学に通う林典子が、大学の掲示板に貼りだされていた「西アフリカ・ガン…more
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山に行きたい!『定本 黒部の山賊』
この本、実は1964年に発売され、その後1994年に復刊されたものの入手が難しくなり、近年は著者とその家族が経営する北アルプスの山小…more
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『FBI秘録』 監視された安全かリスクある自由か
2014年2月22日"FBIとはFederal Bureau of Investigationの略称であり、日本語では連邦捜査局となる。その名前や映画で…more
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『殺人犯はそこにいる』この国の正義を問う
現在、HONZが怒涛のキャンペーンを張っている作品がある。それが本書、『殺人犯はそこにいる』だ。野坂美帆。内藤順。仲野徹。さらに、マ…more
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最高裁中枢を知る元エリート裁判官はなぜ司法に〝絶望〟したのか? ー 『絶望の裁判所』著者・瀬木比呂志氏インタビュー第2弾
本日(2月18日)講談社現代新書より、裁判官たちの精神の荒廃と堕落を描いた『絶望の裁判所』が刊行されます。外部には知られることのない…more