世界史
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『異端カタリ派の歴史 十一世紀から十四世紀にいたる信仰、十字軍、審問』
2017年1月25日読者の皆さんは、「異端」という言葉からどのようなイメージを連想されるだろうか。おそらく、おどろおどろしいイメージの類ではないか。しか…more
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凡人、天才に学ぶ 『世界天才紀行 ソクラテスからスティーブ・ジョブズまで』
天才とは何だろう? 一般的には「とくに創造的活動において発揮される、すぐれた知的才能」と定義されている。『優生学』を打ち立てたフラン…more
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『パリの住人の日記Ⅱ1419‐1429』
2017年1月7日英仏100年戦争の後半期、1405年からパリの住人(名前不詳)が日記を書き始め、それが写本の形で残った。15世紀初頭のパリの実相を伝…more
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『ロレンスがいたアラビア』
ロレンスがいたアラビアには、他にもロレンスと同じような境遇の尖った若者がいたのだ。アメリカ人イェール(スタンダード・オイルの情報員)…more
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『実験国家 アメリカの履歴書』 統合と多元化に揺れ動く大国
"過激な発言や過去のスキャンダルのために共和党候補にすらなれないと思われていたドナルド・トランプが、世界最強国家アメリカの次期大統領…more
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『ロレンスがいたアラビア (上、下巻)』サイクス=ピコ協定からバルフォア宣言まで
1918年、トーマス・エドワード・ロレンス大佐はバッキンガム宮殿に呼び出される。ジョージ五世は笑顔で「贈り物があるんだよ」と語りかけ…more
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『戦略家ニクソン』『イラク建国』『ルワンダ中央銀行総裁日記』の3冊から、現代史を学ぶ
2016年12月5日没後ほぼ四半世紀を経て、その功績や人物像が見直されつつある国家リーダーが2人いる。田中角栄とリチャード・ニクソンだ。ニクソンはエヴァ…more
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『最高機密エージェント』10億ドルのスパイと呼ばれた男
時は1980年代前半、ソ連の最高機密文書をアメリカに提供しつづけた男がいた。「10億ドルの(価値ある)スパイ」とアメリカ政府の中枢か…more
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『英語の帝国』普及の決め手は親の不安と期待
英語教育の早期化が加速している。次期学習指導要領からは、小学校5年生から英語は正式科目となり、小学校3年生から英語に親しむ授業がはじ…more
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『不潔都市ロンドン ヴィクトリア朝の都市浄化大作戦』
2016年9月27日ロンドンといえば、おしゃれな大人の街。政治経済はもとより文化、芸術、ファッションにおいても世界をけん引する大都市のひとつでしょう。そ…more
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『喰い尽くされるアフリカ』天然資源に群がる謎の企業たち
2000年10月、中国政府は中国-アフリカ協力フォーラム第一回会議を北京で開催し、江沢民国家主席(当時)が中国のアフリカへの「対外進…more
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『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』 認知・農業・科学
"わたしたちは孤独だ。どれほど技術を発達させ人口が70億を超えても、現在の地球上にはホモ属に分類される種はサピエンス、つまり現生人類…more
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認知力が生み出す虚構の力!『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』すべては7万年前に始まった。
私たちは自らをホモ・サピエンスと呼ぶ。自らを「賢い人」と呼ぶ私たちは、アフリカ大陸で捕食者に怯える、取るに足りない動物であった。その…more