東 えりか
2008年に書評家として独立。「週刊新潮」と「ミステリーマガジン」などでノンフィクションの書評担当のほか、「信濃毎日新聞」の書評委員。現在は小説の書評の仕事と半々。「NEWS本の雑誌」の記者でもある。好んで読むのは科学もの、歴史、古典芸能、冒険譚など。
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『鷹と生きる 鷹使い・松原英俊の半生』ー「Game Hawker/鷹匠」試写会を観て
2022年4月21日《鳥ものノンフィクションに外れなし》 予てから私が提唱している法則だ。鳥に関する、あるいは鳥に関わる人物を取材した本はほぼ100%面…more
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『家族』『旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて』あるふたつの《家族の形》
2022年4月8日標準家族(世帯)という概念は、1960年代、家族構成としていちばん多かった会社員の夫と専業主婦の妻、子どもが二人の四人家族をいい、そ…more
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『逢える日まで 3.11遺族・行方不明者家族10年の思い』心はあの時から地続きなのだ
“十年ひと区切り”と人は言う。時間的な里程標として、十年は目安になりやすいのかもしれない。 2021年3月、「震災から十年」という文…more
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「今月読む本」特別編。HONZ EXHIBITIONトークイベントで紹介した本、一挙公開!
2022年3月24日2022年3月10日から4月15日まで、日本橋浜町のHAMAHOUSEにてHONZ EXHIBITIONが開催中です。HONZでレビ…more
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HONZ EXHIBITION 開催しました。3月19日土曜日10:30からトークイベントを行います。
2022年3月10日HONZ EXHIBITION@日本橋浜町HAMAHOUSE で3月19日(土)10:30~12:00(予定)HONZメンバーでのト…more
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HONZ EXHIBITION 開催! 3/10‐4/15@HAMAHOUSE
2022年3月9日昨年夏、HONZは10周年を迎えました。この10年で紹介した本は2000冊を超えます。その中から厳選した100冊のレビューを集めて『…more
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『ソ連兵へ差し出された娘たち』“数え年で18歳以上、未婚” その慟哭は今も聞こえる
1945年8月9日、ソ連の対日戦参戦によって満州開拓団の日本人移民は祖国に捨てられた。日本に引き揚げるまでの悲惨な生活は、さまざまな…more
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『問題の女 本荘幽蘭伝』その名を知らぬ者はなし。明治から大正に咲いた仇花
2019年NHK大河ドラマ『いだてん』に登場する「本庄」という男っぽい女性記者のモデルは本荘幽蘭ではないかと推測される。挿話収集家の…more
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『怪異猟奇ミステリー全史』老後の楽しみ、永久保存版ブックガイド
私が小学生のとき、と言えば半世紀も前の話になるが、教室には必ず学級文庫があった。本の裏表紙には貸出カードが付いていて、借りた人の名前…more
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『ばらまき 河井夫妻大規模買収事件 全記録』前代未聞の買収事件を総力を挙げて追う!
2022年2月3日発覚は文春砲だった。2019年10月末、週刊文春は7月の参院選広島選挙区を舞台にした公職選挙法違反の記事を掲載した。 初当選した河井…more
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『メルケル 世界一の宰相』『聖子 新宿の文壇BAR「風紋」の女主人』『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』ー彼女たちがいなかったら
2022年2月2日世界経済フォーラムが昨年出した男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数で、日本は156カ国中120位。政治に関してはなんと147位だ。…more
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『ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って』絶滅の鳥、最後の一羽は江戸を旅した?
ドードーという鳥を知っているだろうか。『アリスの不思議な旅』に出てきた変な鳥を思い浮かべる人、あるいは「ドラえもん」で絶滅鳥類として…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』、『学校!高校生と考えるコロナ禍の365日』今を生きる若者の確かな「希望」を感じる2冊
2021年12月29日90万部の大ベストセラーとなった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、英国地方都市に住む、母が日本人で父がアイルランド人…more
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『世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコ』新型コロナワクチン開発秘話!
世界を救うmRNAワクチンの開発者 カタリン・カリコ (ポプラ新書 ま 1-2) 作者:増田 ユリヤ 出版社:ポプラ社 発売日:20…more
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『東京の生活史』『都会の異界 東京23区の島に暮らす』『東京23区×格差と階級』暮らす人にとっての東京
2021年11月14日五輪の話題もようやく落ち着いた。会場となった大都市「東京」の実像について、考えてみるのも良いだろう。住みやすさ暮らしやすさはライフス…more