
堀内 勉
-
『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』リクルートを生んだ希代の経営者の光と影
2021年3月27日本書はさまざまな読み方ができる多面的なビジネス書である。江副浩正という希代の経営者の波乱に富んだ人生をつづった伝記として、戦後のわが…more
-
『パンデミック後の世界 10の教訓』未来を決めるのは新型コロナではない
2021年2月13日本書の著者ファリード・ザカリアは、米CNNの報道番組「Fareed Zakaria GPS」のホスト役を務めている。同時に、ワシント…more
-
『首都直下地震と南海トラフ』1000年に一度の「動く大地の時代」の日本列島
2021年2月12日2011年の東日本大震災を契機に、地球科学的に「動く大地の時代」に入った日本列島に生きる我々は、どう対処していくべきなのか?more
-
『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』チーム研究の第一人者が唱える「心理的安全性」とは?
2021年2月7日「心理的安全性」は、対人関係の不安から解放された「恐れのない組織」が持つオープンな企業文化であり、イノベーションが生まれるための必要…more
-
『オードリー・タン 自由への手紙』天才デジタル担当大臣が日本に贈るロードマップ
2021年1月16日新型コロナ禍でのマスク不足対策で大成功を収め、世界的な脚光を浴びたのが、ジェネレーションYと呼ばれる若い世代を代表する、台湾の「天才…more
-
『2040年の未来予測』2040年の未来から見た我々は、今、何をしなければならないのか?
2021年1月8日本書は、2040年の未来に向けて我々が進むべき道程を示してくれる、成毛氏から全ての日本人に向けたお年玉である。more
-
『緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー』「知の巨人」が訴えるコロナ禍への賢明な対応
2020年11月28日本書は、世界的ベストセラーとなった3部作『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21Lessons』の著者であるユヴァル・ノア・ハラリが…more
-
『人新世の資本論』資本主義の代替システムを構想する新しい『資本論』
2020年11月10日本書が投げかけるのは、人工物が地球を覆いつくした「人新世(ひとしんせい)」の人類が直面する、「一体あとどれくらい経済成長すれば人々は…more
-
『ワイズカンパニー 知識創造から知識実践への新しいモデル』知識創造から「知恵」へ、人間中心経営への進化
2020年10月31日本書は、経営学者の野中郁次郎と竹内弘高による世界的ベストセラー『知識創造企業』の四半世紀ぶりの続編である。ナレッジマネジメント分野で…more
-
『LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界』人類の生命観と人生観を覆す新たな啓蒙書
2020年9月26日"本書がこれまでのアンチエイジング本と違うのは、単なる科学技術の記述だけではなく、人口増加、環境問題、格差拡大、さらには長寿化によっ…more
-
『全体主義の克服』「現代の全体主義」に立ち向かう二人の哲学者
2020年9月24日本書は、マルクス・ガブリエルと中島隆博という、ドイツと日本を代表する哲学の泰斗が、これまでとは全く異なる視点で哲学のあり方を論じた新…more
-
『公文書危機』政府の隠ぺい体質がもたらす公文書危機と民主主義の崩壊
2020年8月25日森友学園問題に代表される政府の隠ぺい体質は、もはや誰にも手をつけられないが、心ある官僚には是非とも矜恃を見せてもらいたい。more
-
『誇りある金融 バリュー・ベース・バンキングの核心』「価値」を大切にする新しい金融のあり方とは
2020年8月22日本書の冒頭で、思想家チャールズ・アイゼンシュタインの、「バンカーとは、おカネを美しく使う人を探してくる人のことをいう」(『聖なる経済…more
-
『SDGs投資 資産運用しながら社会貢献』「資本主義の父」渋沢栄一、SDGsとの深い関係
2020年7月11日本書は、金融の素人にはわかりにくい、ESG(環境・社会・企業統治)とSDGsの違いや、SDGsを実現するための「インパクト投資」とい…more
-
『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』心ある日本の経営者たちへ、事業再生のプロからの提言
2020年6月6日危機は必ず終わり日はまた昇る。危機の時代はリーダーの時代である。そしてリーダーたちの覚悟と行動と働き次第で、日本が30年ぶりの上昇期…more