HONZ記事
-
「一寸先は闇」の未来を予測する文理を超えた歴史学者の力業!『未来とは何か』
2023年7月8日「一寸先は闇」 と言う言葉があるが、未来は誰にとっても予測不能の世界である。そして「未来とは何か」は、極めて身近でありながらも納得す…more
-
宇宙生物学からヒト脳オルガノイドが「生きているか」問題まで幅広く扱われた良書──『「生きている」とはどういうことか:生命の境界領域に挑む科学者たち』
2023年7月5日「生きているもの」と「生きていないもの」を見分けるのは、直感的には簡単に思える。たとえば、人間や犬が生きていること、石のような無機物…more
-
『AIの倫理リスクをどうとらえるか 実装のための考え方』訳者あとがき
2023年7月4日本書は2022年7月に出版された、Ethical Machines: Your Concise Guide to Totally U…more
-
『空想地図帳 架空のまちが描く世界のリアル』最高密度かつ圧倒的熱量の密室趣味
実在しない街や地域を大人になっても地図に描き、追究し続ける人々がいる。それも、描き方だけでなく、地理、地形の形成、歴史、都市計画とい…more
-
『明治 大正 昭和 化け込み婦人記者奮闘記』化け込み=潜入取材ルポ 型破りな女性記者たちの物語
2022年度の新聞・通信社における女性記者の割合は男性の4分の1弱である(一般社団法人日本新聞協会調べ)。放送業界は多少マシな気もす…more
-
科学はいまだに法律に導入されない 『人を動かすルールをつくる──行動法学の冒険』
わたしたちには一定の行動パターンがある。そしてそれらについては、認知心理学や行動経済学といった分野で知見が蓄積しつつある。ならば、そ…more
-
婚活するにはこれを読め!『マッチング・アプリ症候群 婚活沼に棲む人々』
2023年6月27日マッチング・アプリ、まったく未知の領域である。まぁ、66歳既婚者なんだから、当然といえば当然だ。しかし、いまや結婚するカップルの20…more
-
『Humankind 希望の歴史』著者インタビュー
2023年6月26日2021年に発売され、人類の希望をあらためて世に問うた『Humankind』。オランダの若き知性が著した一冊は、その後話題を呼び、こ…more
-
『明治のナイチンゲール 大関和物語』ロールモデルを持つってこういうこと!
2023年6月25日著者の田中ひかるさんは、以前にも『明治を生きた男装の女医-高橋瑞物語』というノンフィクションを書かれています。こちらについては、仲野…more
-
『土偶を読むを読む』縄文研究の最前線を伝える、肝の据わったまたとない反論本
本書は、2021年4月に出版された竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)への反論本である。それも、明確な事実と論拠に基づいて真っ向からメッ…more
-
今週のいただきもの:2023年6月11日週
2023年6月19日最近のマイブームは作り置きです。と言っても、週末にまとめて何品も作るのではなく、「その日の夕食を想定して作るが、もし食べなかったとし…more
-
『ルポ 国際ロマンス詐欺』犯人はアフリカにいた!
2023年6月16日どう考えても胡散臭い話なのに、なぜか騙されてしまう人がいる――。そんな詐欺の代表格が「M資金詐欺」だ。M資金とは、GHQが占領下の日…more
-
『からだの美』その生きものが輝くとき神が身体に宿るのだ
2023年6月13日小川洋子さんが綴る物語は美しい。小説も随筆も、ざわついた心を落ち着かせてくれる。一言一言考え抜かれたであろう言葉に、忘れていた思い出…more