HONZ記事
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『アート戦略 コンテンポラリーアート虎の巻』ルールはシフトした、視覚から頭脳へ
2018年5月5日本書はアートビジネスに関する本として際立っている。アートをこれだけ現代社会や世界経済と整合的に紐付けして論じた本というのは、日本人の…more
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『ニュルンベルク合流「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源』にはノンフィクションを読む喜びの全てが詰め込まれている
本書は、フランク、ラウターパクト、レムキン、さらには著者の祖父であるレオン・ブフホルツの人生を軸としている。ナチ指導者、2人の著名な…more
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『合成生物学の衝撃』テクノロジーが欲望を生み出し、欲望が科学を生み出す
2018年5月1日かつてリチャード・ファインマンはこう言った。「自分で作れないものを、私は理解していない。」この実に工学的な思考が、2000年以降の生…more
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衰退は楽しんだもの勝ち!『CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編』
2018年4月30日"「衰退はかなしいことではない。ポジティブに受け入れ、楽しむべきものなのだ。」 消滅自治体、縮退都市、限界集落…。成長を追い求め続…more
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『パンツが見える。 羞恥心の現代史 』
2018年4月29日パンツ、このやっかいな存在。……と思いつつ、精一杯ひびかせないように生きている中で、2002年の『パンツが見える。』の刊行は、衝撃的…more
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今週のいただきもの:2018年4月22日週
2018年4月28日筍の旬がもう少しで終わるかと思うと、悲しいですね。筍は「古事記」に登場していることから、日本では古くから食べられていたようです。しか…more
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ふたりの技術者の邂逅が巨大組織を動かした『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』
2018年4月27日JR西日本・福知山線の脱線事故で妻を亡くし娘が瀕死の重傷を負った淺野弥三一の物語である。淺野とJR西日本社長の山崎正夫、二人の技術者…more
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『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 女子刑務所での13ヵ月』
本書で描かれるパイパーの不撓不屈の日々を、私自身も経験することとなった。彼女の決して諦めない姿勢にどれだけ励まされたかわからない。パ…more
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『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』ピーター・ティールがシリコンバレーを離れる日
2018年4月26日ピーター・ティールは、ドイツのフランクフルトで生まれ、1歳の時に家族でアメリカ合衆国に移住した。自著『ゼロ・トゥ・ワン』(NHK出版…more
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うつに殺されないために──『#生きていく理由 うつヌケの道を、見つけよう』
2018年4月25日本書『#生きていく理由 うつヌケの道を、見つけよう』は、小説『今日から地球人』などの著作もある作家のマット・ヘイグが、自身が陥ったう…more
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『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』面白い本を読んだら、誰かと話したい!
幅広い選書と奥深い視点で、早くも話題になっている『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』。先日、東京堂書店 神田神保町店で…more
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『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』記事を書くことではなく、犯人を追うこと
2018年4月24日1987年5月3日憲法記念日。朝日新聞阪神支局が襲撃され、記者2人が殺傷された。事件発生当初から、朝日新聞は特別取材チームを編成し、…more
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『宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年』「真犯人」はなぜ封印されたのか
あの日、あなたはどこで何をしていただろうか−−。1995年(平成7年)3月20日。警察担当の記者だったぼくは警視庁にいた。こんなふう…more