HONZ記事
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『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』世界の大古典は、案外簡単に読めるもの
2019年10月18日科学者ニュートンはだれでも知っているが、彼の著作を読んだ人はめったにいない。その理由は、300年以上も前に書かれた分厚い本で、内容が…more
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『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』私にもあった女性差別の驚き
2019年10月16日『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』は一般向けフェミニズム評論だ。著者の北村紗衣の専門はシェイクスピアのフェミニスト批評。東京大学で学…more
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『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』それは「平成の八つ墓村事件」なのか?
"2013年7月21日夜半、山口県周南市金峰地区の郷集落で連続殺人・放火事件が勃発した。この地区の住民はわずか12人、半数以上が高齢…more
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無名科学者の挑戦から読み解く『エネルギー400年史』
本書は、『原子爆弾の誕生』でピュリッツァー賞を受賞したリチャード・ローズの最新作、『エネルギー400年史』だ。有名無名の人物の物語を…more
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『トラジャ JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉』を買ったのは、どういう人たちなのか?
"HONZメンバーをはじめ、身近なノンフィクション読みから「絶対読んだ方がいい!」とオススメされる1冊が登場しました。ここからのノン…more
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今週のいただきもの:2019年10月6日週
2019年10月12日台風に備え、普段はあまり買わない缶詰をたくさん買いました。つい桃の缶詰なんかも手にとってしまったのですが、缶詰の桃は、おもにアメリカ…more
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『つけびの村』山口連続殺人事件の真相、噂は続くよ、どこまでも
2019年10月11日著者の取材は、ある噂話の真相を確かめようと試みたことから始まった。それは、この集落には“夜這い”の風習があり、その遺恨をめぐり殺人事…more
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悲劇のランナーが遺したことば『円谷幸吉 命の手紙』
2019年10月10日円谷幸吉、ある年齢以上の人にとっては決して忘れることのない名前だ。東京オリンピックのマラソンで三位になり、次のメキシコオリンピックを…more
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『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』膨大な弱いつながりを見つめ直し人間らしく生きる哲学
我々はSNSやソーシャルゲームに備わる巧妙で強い依存性のある仕掛けに心を絡め取られている――というのは、評者が先月レビューしたアダム…more
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今週のいただきもの:2019年9月29日週
2019年10月5日最近、ピスタチオにハマっています。「ナッツの女王」と呼ばれるのは、栄養価が高く、味がよいことから。殻付きで売られていることが多く、扱…more
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『「戦場のピアニスト」を救ったドイツ国防軍将校 ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯』憎悪と暴力の渦の中で人間愛を失わなかった男
"本書は、狂気に満ちた人物がいったん権力を握り、官僚機構の組織力と扇動された大衆の熱狂とを強大な原動力にして、虐殺のシステムを運用す…more