HONZ記事
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『ストーカーとの七〇〇日戦争』勇気ある行動が教える、社会の硬直性の破り方
2019年6月29日著者は専門家への相談を重ね、「ストーカーは病気」との結論に至る。治療の効果も認められていることから、加害者に治療を望むと、「加害者を…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ヒップでポップで、最高にかっこいいパンクなかあちゃんにインタビューしてきた!(その1)
話題沸騰!いま読みたい作家のひとり、ブレイディみかこさんの子育て記録。とはいえ、息子とその仲間のカッコよさに笑ったり涙したりで、親戚…more
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高校生山岳部員たちの命を奪った雪崩事故は何故おきた『那須雪崩事故の真相 銀嶺の破断』
2019年6月27日2017年3月27日に発生した那須雪崩事故、といってもわからないかもしれない。しかし、栃木県立大田原高校の生徒7名と指導教員1名が死…more
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『世界が動いた「決断」の物語』読むだけで、決断がきっとうまくなる
分かれ道に立ったとき、右か左かどちらに行こうか、立ち止まって考え、そして、悩む。最終的にはどちらかに決めて、歩を進め、また、次の分岐…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』無類に面白い!少年の成長物語
今年もっとも感情を揺さぶられた一冊だ。ノンフィクション好きでブレイディみかこさんを知らない人はいないだろう。彼女は英国南部のブライト…more
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物語はいかに、どれほどこの世界に影響を及ぼしているのか──『物語創世──聖書から<ハリー・ポッター>まで、文学の偉大なる力』
2019年6月25日本書では、そのような世界に対して強い影響力を持つ物語のことを「基盤テキスト」と呼称している。その格好の一例は聖書だ。たとえば、アポロ…more
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『世界の辺境とハードボイルド室町時代 』歴史学者と探検家の目
2019年6月24日高野は戦乱のソマリアを戦国時代にたとえる。だが、それ以上に本質的な問いかけがある。通訳兼案内人だったワイヤッブから、「日本では昔、ど…more
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絶滅寸前のインド仏教復活!その立役者は……『世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う』
2019年6月23日"本書で描かれるのは、今もそのインド仏教の頂点に立つ、佐々井秀嶺(しゅうれい)氏の生き様である。 1935年に岡山県で生まれ、…more
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今週のいただきもの:2019年6月16日週
2019年6月22日「若鮎の 二手となりて 上がりけり」と詠んだのは正岡子規ですが、そろそろ鮎のおいしい季節ですね。魚偏に占と書くのは、神武天皇が治国を…more
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『流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則』物理学から見えてくる生命の新しい景色
"生命とは何か? こう問われたら、多くの人は生物学というフレームワークを用いて解を導こうとするだろう。しかし、本書のアプローチは一味…more
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究極のリサーチ!『アフリカの難民キャンプで暮らす』
2019年6月21日「難民」というと、ヨーロッパへと海を越えていく怒涛のごとき難民の写真や映像に驚いた記憶も生々しいが、実際は、9割がアフリカや中東など…more
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『富士山はどうしてそこにあるのか』 美しい地形には、賞味期限がある
2019年6月20日本書はNHKラジオ第2放送のカルチャーラジオ「科学と人間」で放送された内容に加筆して書かれた。富士山のみならず関東平野を含む日本列島…more
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『食の実験場アメリカ-ファーストフード帝国のゆくえ』躍動感あふれる創造の歴史
2019年6月19日アメリカを代表するとされるスナックや料理の中には、実は非西洋にルーツを持っている例が少なくない。ポップコーンは先住インディアン由来の…more