おすすめ本レビュー
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『昔は面白かったな 回想の文壇交友録』文壇を回顧する超高齢対談、見え隠れする死の影
2020年3月14日"芥川賞を受け、時代の寵児になり、東京都知事も務めた作家の石原慎太郎氏と、同時代を生きた文芸編集者である坂本忠雄氏。対談形式で、昭和…more
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『だれもが<科学者>になれる!』って嘗めとんのかっ!
2020年3月13日「教育とは、学校で習ったことをすべて忘れた後に残っているものである。」アインシュタインの言葉だ。教育をめぐる三冊。共通するのは、興味…more
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そうだったのか!『ウォーキングの科学』で健康に
2020年3月12日健康を維持するには適度な運動が必要だとよく言われます。しかし、適度な運動って何なんでしょう?一日一万歩はキリがいいけれど、医学的根拠…more
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枕、本題、オチの奥深さ 『ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語』
2020年3月9日そろそろ、本題に入りましょう。この本は、一流大学を出て大手企業に就職、その後落語家になった著者が書いた落語の入門書です。この本を読む…more
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『戦争は女の顔をしていない 1』女たちの独ソ戦の記憶、決死の覚悟で求めたものとは
2020年3月7日発売直後から、私のSNSのタイムラインには「あの名作がついに」「まさかのコミック化」と、賛辞のコメントが相次いだ。独ソ戦という、日本…more
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『2050年 世界人口大減少』と『人口で語る世界史』2050年以降の世界人口は減少に転じるのか?
2020年3月6日国連予測では今世紀末に110億人に達する世界人口が、思いのほか増加しないとする見方の背景にあるものとはmore
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科学の歴史がこの一冊に!──『世界を変えた150の科学の本』
2020年3月5日この『世界を変えた150の科学の本』は、科学の歴史上重要とみられるサイエンスノンフィクション(か、またはそれに類する論文など)を15…more
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『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』あえて、幼い子どもがいる家庭にすすめたい
新たな地平を開拓する学術書でもなく、悩みを解消する自己啓発書でもなく、武器を与えるビジネス書でもない。ジャンルわけは難しいが、誰に贈…more
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ドミニク・チェンって何者だ? 『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために』
2020年3月1日ドミニク・チェンとは何者か? その出自から、お互いがわかりあえることは根本的なところで不可能だという。しかし、ではなくて、だからこそ…more
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『クリーンミート 培養肉が世界を変える』若者たちは培養肉で新たな緑の革命を目指す
2020年2月29日"2013年にマーク・ポストとピーター・フェアストラータというオランダ人研究者2人が、世界初の培養肉で作られたハンバーガーを発表した…more
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『シン・ニホン』未来を予測するのに一番良い方法は、それを発明することである
2020年2月28日本書は10年前の名著『イシューからはじめよ』の続編とも言える、ファクトベースの現状分析に基づいた、新たな時代に向けての日本社会への提…more
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『Gift-物語るケア』人はどう生きどう死ぬのか 看護・介護現場の貴重な証言集
2020年2月27日"本書は日本看護管理学会例会「病院看護と訪問看護のコラボ ― 本当に“事例から学ぶ”しくみを作ろう」というコンセプトから作られた「い…more
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「知の巨人」立花隆のすべてがここに『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』
「知の巨人」、立花隆の自伝である。単なる好奇心に満ちた「知の巨人」ではない。権力を恐れる必要はない、という教えをキリスト教徒であった…more
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再生可能エネルギーを前提としたインフラへと大転換するための道筋を示した一冊──『グローバル・グリーン・ニューディール: 2028年までに化石燃料文明は崩壊、大胆な経済プランが地球上の生命を救う』
2020年2月25日『第三次産業革命』、『限界費用ゼロ社会』などの著作でこれから先のエネルギー源、都市インフラについて一貫した提言を行ってきたジェレミー…more
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『日本のアートマーケットが1兆円になる日』市場の夜明け
2020年2月23日本書は、近代の日本経済と美術の流れを解説しながらも、著者本人が経験した数多くの失敗を糧に日本美術市場を再生させる計画を熱く語っている…more