事件・事故
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『ボーダー 移民と難民』『北関東「移民」アンダーグラウンド』 日本に住む“移民たち”の裏表
日本が難民の受け入れに厳しいことは知っていた。しかし生活圏内のコンビニや建築現場などに外国人がたくさん働いていて、いまやなくてはなら…more
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『ワグネル プーチンの秘密軍隊』謎の軍隊に属した元傭兵の回想録
膨大な死傷者を出しつつウクライナで存在感を示したPMC(民間軍事会社)ワグネル。プーチンの秘密の軍隊ともいわれ、2014年のウクライ…more
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『東京医大「不正入試」事件』特捜検察のシナリオ捜査が父と息子の人生を狂わせた
2023年2月14日人の記憶にはバイアスがある。「文部科学省汚職事件」と総称される一連の出来事の中で人々の記憶に今も残るのは、おそらく東京医科大学医学部…more
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「家族という密室」に戦慄する『母という呪縛 娘という牢獄』
母親とは、家族のルールの大本であるという恐ろしさに気づく。何も考えておらず気持ちの赴くままに生きている母親から、さっぱりわからないル…more
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『母という呪縛 娘という牢獄』異常な母娘関係を描いた事件ノンフィクション
殺人はけっして許されない。人を殺せば刑事罰に処される。それがこの社会の当たり前のルールである。だが時に、その「当たり前」が揺らぐこと…more
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『黒い海 』 海の『エルピス』調査報道が明らかにする未解決事件の「真実」
2023年1月5日興奮冷めやらぬままこれを書いている。すごいノンフィクションを読んだ。大晦日に読み始め、気がついたら年が明けていた。この本は読み始めた…more
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『Qを追う』〈名無し〉の集団の正体に迫る
「ディープステートが、メディアも、判事も掌握した。証拠がない、なんて言うのは、見ようとしていないからだ。いいか。ここにバドワイザーの…more
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『遠い声をさがして 学校事故をめぐる〈同行者〉たちの記録』痛ましい事故はなぜ起こったのか?
ときどき、書店で本に呼び止められることがある。棚ざしになっていても、手に取ってくれとアピールするのだ。本書『遠い声をさがして』は久し…more
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『人生はそれでも続く』22人の「時の人」のその後を追う調査報道
我々は連日のニュースの多くを娯楽として消費している。事件・事故・災害に憂い悲しみ、スポーツ選手の活躍に喜び、可愛らしい動物の映像に癒…more
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『遠い声をさがして』なぜ羽菜ちゃんは亡くなったのか
子供が巻き込まれた悲しい事故のニュースを目にするたびに胸が痛む。幼稚園バスに置き去りにされた子供たちはどれほど心細い思いをしただろう…more
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『不自然な死因』ふだん知ることのできない法医学の世界
本書の著者であるリチャード・シェパードは私たちが想像する医者とは少し異なる。彼の患者は死者だ。リチャード・シェパードはイギリスの高名…more
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『工藤會事件』史上最凶の暴力団の頭をとれ!
私はふるさと九州をこよなく愛する人間だが、ひとつだけ、どうしても好きになれないところがある。ヤクザが幅を利かせているところだ。 九州…more
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『キャッチ・アンド・キル』女性たちに「別の扉」を開いた画期的スクープの裏側
映画業界の性加害報道が相次いでいる。週刊文春の報道をきっかけに被害にあった女性たちが次々に声をあげ、業界にはびこる性暴力の実態が明る…more
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『ベリングキャット』デジタルジャーナリズムの最前線
ジャーナリズムの使命は、「人々が本当に知りたいこと」を伝えることである。 それが唯一にして最大の役割といっていいかもしれない。だが「…more
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『逢える日まで 3.11遺族・行方不明者家族10年の思い』心はあの時から地続きなのだ
“十年ひと区切り”と人は言う。時間的な里程標として、十年は目安になりやすいのかもしれない。 2021年3月、「震災から十年」という文…more