医学・心理学
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『神経ハイジャック もしも「注意力」が奪われたら』常識が認識によって書き換えられるまで
2016年8月8日時代の「病理」と呼ばれるものは、必ず初期の段階では気づかれない。沢山の人間が様々な形でその病理の犠牲となることで認識が広まり、それぞ…more
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歩きスマホ、ダメ、ゼッタイ!『神経ハイジャック』
2016年7月29日ポケモンGOが社会現象化している。街中を歩いていても、スマホを見ながら歩いていて、急に立ち止まっては、スマホの画面を上のほうにスワイ…more
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『医師の感情』医師たちは現場で何を感じているのか
2016年7月25日ふだんはどんなに冷静な医師であっても、ときとして強力な感情に圧倒されてしまうことがあるはずだ。それならば、医師は現場で実際にどんな感…more
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マーシュ先生ありがとう『脳外科医マーシュの告白』
2016年7月14日イギリスの有名脳外科医・マーシュ先生のエッセイ集である。25のエピソード、それぞれにマーシュ先生の思い出がつまっている。タイトルの『…more
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『脳が壊れた』ルポライター41歳、脳梗塞になりました!
2016年7月6日"一般的には60歳以上に多いという脳梗塞。しかし鈴木大介は41歳で発病した。 ノンフィクション本好きなら、この鈴木大介という名前に…more
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『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』驚きの治療法と回復事例
2016年7月5日本書は、神経可塑性を利用して実際に脳の機能回復を成し遂げた驚くべき事例を紹介している。それらが「驚くべき」と言われるのには、いくつか…more
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『死すべき定め 死にゆく人に何ができるか』
2016年6月26日死は生の対極ではなく、まぎれもなく生に内包された概念である。それでも我々は、豊かに生きることに精いっぱいで、「豊かに死ぬ」ために必要…more
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『がん 4000年の歴史』大いなる未完
2016年6月25日このようなあらすじを持つ本書『がん─4000年の歴史─』は、原著の副題A Biography of Cancerにもあるように、『が…more
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『「こつ」と「スランプ」の研究』「体感」に「ことば」を、「ことば」に「体感」を
2016年6月21日「こつ」や「スランプ」だけでなく、「身体知」について広く語った一冊だ。身体知とは、シンプルにいえば「からだに根ざした知」だという。自…more
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『神経ハイジャック もしも「注意力」が奪われたら』
不幸にも悲しい事故を起こしてしまった、若きレジー・ショー。彼がこの一見簡潔ながらも重要なメッセージを獲得するまでにたどっ…more
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『心臓の科学史 古代の「発見」から現代の最新医療まで』 心臓の謎に挑み続けた人類の物語
"本書の内容は、単なる心臓にまつわる科学史に留まるものではない。この本には、ファバローロのように困難を乗り越え多くの命を救った医師の…more
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『「病は気から」を科学する』心に治癒力はあるのか?
2016年4月21日著者は『アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ』や『ツタンカーメン 死後の奇妙な物語』等で知られるジョー・マーチャントだ。仮想世…more
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『学びとは何か』乳幼児の言語発達から超一流の学びまで
最終章には子供用の玩具の選び方、数多ある遊びのプログラムを目利きする考え方、そして探究する子を育てるためのシンプルな鉄則に触れている…more
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『発達障害の素顔 脳の発達と視覚形成からのアプローチ』 欠如ではなく、ずれ
" 本書で取り上げられる発達障害は、教育現場でその問題が指摘される自閉症スペクトラム障害やディスレクシアなどから、遺伝子疾患によるウ…more