人物
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『BL古典セレクション2古事記』八百一万(やおいよろず)のボーイズラブ!
今回ご紹介するのはシリーズ第二弾、海猫沢めろん訳『古事記』。めろんさんのテンポ良くユーモラスな文体は、トンデモ設定の多い『古事記』と…more
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『辞書編集、三十七年』ことばを編むとき、人間模様が見えてくる
1980年の春に小学館系の出版社に就職し、辞書編集部に籍を置き、以後異動することなく辞書を編み続け、2017年に定年退職した。華やか…more
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実録自伝!旧ソ連の女ゴルゴ13 ”最高の女性狙撃手 レーニン勲章を授与されたリュドミラの回想”
2018年12月27日すごい本だ。もしこれが小説なら、荒唐無稽と片付けられてしまうに違いない。ノンフィクションの醍醐味をこれほど味わえる本はない。旧ソ連、…more
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「歩くたびにおっぱいが大きくなるマシーン」の発明家が綴る『無駄なことを続けるために -ほどほどに暮らせる稼ぎ方-』
200以上の「無駄なもの」をつくり、YouTubeで6万人以上、Twitterで5万人近いフォロワーを誇る、発明家の藤原麻里菜さん。…more
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巨人の肩に乗って 『感動の創造 新訳中村天風の言葉』
2018年12月9日経営者や一流アスリートに関する報道で、天風の名を目にしたことがある方は多いのではないだろうか。わざわざマインドフルネスを逆輸入しなく…more
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『深淵の色は 佐川幸義伝』ー合気武術の深奥に触れる津本陽の遺作
"2018年5月26日、多くの武道小説を書き続けてきた津本陽が急逝した。本書はその遺作となったの、合気の達人「佐川幸義」の評伝である…more
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俵万智の『牧水の恋』は、まるで恋愛ミステリーだ
2018年11月23日酒と放浪。若山牧水の歌といえばこの二つだろう。しかし、若いころには恋の歌をたくさん詠んでいる。たくさんの恋の歌から、俵万智さんが牧水…more
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『ナナメの夕暮れ』どのエピソードも「最後の一行」が素晴らしい
2018年10月24日こんな素敵な文章を書く人だったのか。仕事場での顔しかお互い知らないもんです。なんと若林さんはキューバ一人旅について書いた紀行エッセイ…more
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うわっ!ボーイズラブになっとるやんか 『竹取物語、伊勢物語』
ご存じ、竹取物語と伊勢物語の現代語訳です。しかし、ひと味違います。なんと、ボーイズラブに翻案されてるんです。読みやすいように話の微調…more
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『こころ傷んでたえがたき日に』村上春樹もそこにいた
2018年9月25日国分寺の書店主。かつて書店の斜向かいでジャズ喫茶を営む若い夫婦がいた。書店主と夫婦は同年代ということもあり、3年にわたり親交を深めた…more
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『硯の中の地球を歩く』1億年前の原石に命を吹き込む無名の名工の誇りと決意
端正な本だ。カバーと帯を取りはずすと、表紙には原寸大に近い一面の硯が刷られている。装丁だけでなく、紙質や印刷も素晴らしい。ゆっくりと…more
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『ああ栄冠は君に輝く~加賀大介物語~』
2018年8月21日甲子園の定番メロディー「栄冠は君に輝く」だ。「雲は湧き、光あふれて…」ではじまる詩は、高校球児や高校野球ファンには定着した、つい口ず…more
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『ゲンバクと呼ばれた少年』いつだって星を見上げて
2018年8月11日"この『ゲンバクと呼ばれた少年』は、さながらギリシャ神話の最高神ゼウスが人類最初の女性パンドラに与えた箱の中からあふれ出た、戦争、貧…more