人物
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『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』完全燃焼を目指した男がぶつかった官僚組織という壁
著者、伊藤祐靖は自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊の「特別警備隊」の創設に携わり、部隊創設後は先任小隊長として技術の向上に努めた人物…more
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『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪! ?』世界は好きなように生きられるところだということ
本書は、トレバー・ノアというコメディアンのエッセイ集です。2018年にはグラミー賞のプレゼンターをつとめ、アメリカでは知らない人はい…more
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『革命 仏大統領マクロンの思想と政策』
フランスでは、グローバリゼーションを真正面から受け止めEUの強化を愚直なまでに訴えたマクロン大統領が誕生した。「革命」はマクロンが書…more
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『一発屋芸人列伝』大きく勝って、大きく負けた山田ルイ53世が、負けの中に見出した勝機
2018年6月11日ちょっと肩に力が入った状態で現場に向かったのだが、案に相違して、百貨店のバックヤードにある小部屋で待っていた山田ルイ53世は、あの良…more
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『料理人という生き方』破天荒金髪シェフの浪花節人生 ーこの本が、あなたの勇気になりますようにー
2018年5月27日けったいなおっさんである。大阪駅から環状線で一駅目の福島駅近くにある、知る人ぞ知るフレンチレストラン『ミチノ・ル・トゥールビヨン』の…more
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九歳でロケット、十四歳で核融合炉を作った「天才」──『太陽を創った少年』
彼は核融合炉を作り上げるだけで止まらずに、そこで得た知見と技術を元に兵器を探知するための中性子を利用した(兵器用核分裂物資がコンテナ…more
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『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』不完全だからこそやってみる
2018年5月21日「大谷翔平」はどのようにして生まれたか。その秘密の一端を解き明かしてくれるのが、『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』だ。著者は大谷…more
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『ニュルンベルク合流「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源』にはノンフィクションを読む喜びの全てが詰め込まれている
本書は、フランク、ラウターパクト、レムキン、さらには著者の祖父であるレオン・ブフホルツの人生を軸としている。ナチ指導者、2人の著名な…more
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話下手でもあきらめるな。We Shall Never Surrender『リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ』
「礼儀正しい始まりは、愚かしい始まりである」これはチャ-チルの言葉だ。スピーチやプレゼンにおいて、一番大事なのは第一声である。それな…more
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このカップルが大好き…『されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』
著者は『最貧困女子』や『老人喰い』などのルポ作品で、犯罪現場の貧困問題をえぐり出してきた気鋭のノンフィクション作家だ。働き盛りの44…more
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『隠れナチを探し出せ 忘却に抗ったナチ・ハンターたちの戦い』悪の凡庸と時間に挑み続ける者たち。
1945年5月5日、アメリカ軍がオーストリアのマウトハウゼン強制収容所を解放したとき一人のユダヤ人男性の命が救われた。男の名はジーモ…more
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『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』大川小学校の悲劇。あまりにも複層的な物語
リチャード・ロイド・パリーの新刊である。そう聞いただけでピンときた人はよほどのノンフィクション好きか、あるいはHONZファンであろう…more
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『オリバー・ストーン オン プーチン』あの社会派監督が密着取材 北の帝王のもう一つの見方
2018年2月17日米国の社会派監督として知られるオリバー・ストーンは2015年から2年間かけてプーチン大統領に密着インタビューし、その模様を連続ドキュ…more
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『白鵬伝』矛盾の大きさが示す破格の器量
2018年2月5日いまもっとも話を聴いてみたい人物といえば、なんといっても白鵬である。昨年の九州場所を前に発覚した暴行事件以来、相撲界が揺れに揺れてい…more