人物
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『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』は、こわいもの知らずのぶつかり稽古だ!
アルバイトの時給はいつも最低賃金という音楽/相撲ライターの和田静香が、立憲民主党の衆議院議員、映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』…more
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自分の人生を輝かせる「スーパーボランティア」の生き方――『お天道様は見てる 尾畠春夫のことば』
2021年9月20日2018年8月、瀬戸内海に浮かぶ山口県の島で、2歳の男の子が行方不明になった。警察や消防が150人体制で3日間探しても見つからなかっ…more
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『仁義なき戦い 菅原文太伝』日本映画界のスター その魅力の源泉に迫る
2021年8月28日スターも人間だ。人々はスターを一語で括ろうとする傾向があるが、人間はそう単純ではない。本書は、複雑さが人を引きつけ、つかみどころのな…more
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『暁の宇品』日本はなぜ「海の戦争」で敗れたのか
四方を海に囲まれた日本は、食糧や資源の輸入を船に頼らざるを得ない。いざ戦争となれば、戦地に兵を送り出すのも、武器や食糧を届けるのも船…more
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『きみが死んだあとで』羽田闘争で亡くなった京大生を悼む14人へのインタビュー
"1967年10月8日、ベトナム戦争反対を叫び佐藤栄作総理の南ベトナム訪問を阻止せんとする全学連と機動隊とが羽田・弁天橋で激突した。…more
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『最悪の予感』穴だらけのスライスチーズ
世界最大の「コロナ敗戦国」になったアメリカ。新型コロナウイルスの感染者数は3440万人。死亡者数は61万人を超えた。これは第一次世界…more
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『偉い人ほどすぐ逃げる』責任を取らない「偉い人」 日本社会「劣化」の本質
偉い人ほどすぐ逃げる 作者:武田 砂鉄 出版社:文藝春秋 発売日:2021-05-27 『偉い人ほどすぐ逃げる』という、身も蓋もない…more
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『ツボちゃんの話』愛おしい25年間の記憶
2021年6月29日"本書は坪内氏の妻で、元朝日新聞文芸記者の佐久間文子氏によるメモワールである。坪内氏は2020年1月13日に急逝した。昨日までずっと…more
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『闇の盾』伝説のトラブルシューターの回想録
"型破りな人物のノンフィクションには時々お目にかかるが、本書は極めつきではないだろうか。著者は「日本リスクコントロール」という危機管…more
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『俺の上には空がある広い空が』冤罪と末期がん、不運な男が到達した人生の真理とは
2021年5月22日「苦しみに耐えた人が/もし強くなれるのならば/私の強さは無類だろう」。これは「強さと優しさに」と題された詩の冒頭である。自らの強さを…more
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『越えていく人——南米、日系の若者たちをたずねて』
2021年5月17日ペルー生まれ日本育ちの著者が、ペルー、アルゼンチン、ブラジル、ボリビア、パラグアイと、日系人1万人以上住むとされる国々を訪れる旅がは…more
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『奴は・・・』写真で辿る小説家・北方謙三の40年
作家・北方謙三のデビュー直後から、著者近影や大物俳優とのコラボレーション、アメリカ取材など、ハレのときだけでなく、友として近くで撮っ…more
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『一度きりの大泉の話』初めて明かすあの日の出来事
1960年代の終わりから70年代にかけて、少女漫画という新しいジャンルが誕生した。女性の漫画家が一斉に登場して、自分たちの読みたい物…more
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超人?それとも悪魔?『フォン・ノイマンの哲学』
20世紀の「真の天才」といえば、ジョン・フォン・ノイマン(1903年-1957年)である。短い生涯の間に、論理学・数学・物理学・化学…more
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『しゃにむに写真家』小学校教員から写真家に、「いばらの道」で何を撮るか
2021年4月10日"「今の仕事をこのまま続けるつもり?」。妻のその一言で人生が思わぬ方向へと動いた男のエッセイだ。 なるほど、妻にここまで言わせ…more