人物
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言語で国境を越える『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話』
私は本が持つ「熱量」に惹かれる。著者がどうしても書き残したかったものや、誰かに伝えたかったこと、自分にしか出来ないことなどを、汗かき…more
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『ワグネル プーチンの秘密軍隊』謎の軍隊に属した元傭兵の回想録
膨大な死傷者を出しつつウクライナで存在感を示したPMC(民間軍事会社)ワグネル。プーチンの秘密の軍隊ともいわれ、2014年のウクライ…more
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楽しく読めて役に立つ!医者にかかる前に読んでおきたい『患者が知らない開業医の本音』
2023年2月28日開業医さんの生活ってどんなんやろ。近所の医院の前を通りかかった時、あるいは、ちょっとした病気でお世話になった時、ふと思ったことのある…more
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『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』情報社会の「災い」の構造を読み解く
東京五輪直前の猛バッシングを覚えている人も多いだろう。世間から指弾されたのは、国際的にもその音楽性を高く評価されていたミュージシャン…more
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『安倍晋三 回顧録』歴代最長政権の舞台裏を明かす
注目の一冊がついに刊行された。巻末の人名索引まで含めると472ページだが、厚さはまったく気にならない。面白すぎて一気呵成に読み終えた…more
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『国商』権力と一体化した男の実像
政商という言葉はあるが、国商は聞いたことがない。 政商とは、時の権力と結託して特別な利益を貪る商人のこと。国商はさしずめ国家と一体化…more
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『笑い神』漫才とは何か。笑いとは何か。
徒手空拳、という言葉がある。手に何も持たず、身ひとつで何かにのぞむことを指す。 漫才は文字どおり徒手空拳の芸だ。サンパチマイクの前で…more
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『ゼレンスキーの素顔 真の英雄か危険なポピュリストか』
2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの全面侵攻は世界を震撼させた。侵攻以前からロシアはウクライナ国境付近に軍を集…more
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『天路の旅人』「希有な旅人」の壮大な旅を描く大作
「沢木耕太郎が旅の本を出すらしい」 そんな噂を聞いたのは、そろそろ梅雨も明けようかという頃だった。 書棚からあわてて『深夜特急』を引…more
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『「アマゾンおケイ」の肖像』2022年No.1評伝!20世紀を駆け抜けた痛快な女傑の物語
自らを「アマゾンおケイ」と呼んだ小川フサノは、軍事アナリストの小川和久氏の母親ではある。二十世紀を駆け抜けた母の豪快で痛快な一生を…more
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『無人島のふたり』余命宣告された作家の最期の日々
訃報はいつだって突然だ。著名人が亡くなると、生放送中のスタジオに報道の人間が原稿をもって駆け込んでくる。速報は一刻も早く放送するのが…more
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ドットtoドット 『踏み出す一歩は小さくていい』
もしあなたが子育て中なら、「大学を出て、企業に就職して、定年まで勤めあげる」人生をわが子に教え込まないほうが良いだろう。素直で親孝行…more
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『復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる』74歳、APU学長 完全復職!
2022年7月22日2022年4月1日、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)で入学式が行われた。そこに学長である出口治明さんが登壇され祝辞…more
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金言あふれる賢者ルービック伝『四角六面 キューブとわたし』
2022年5月27日これほどシビれる本に出合うことはそうそうない。それは、真の知的好奇心と創造力を兼ね備えた上に深い思索をできる人がめったにいないからに…more