サイエンス
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日本の科学は失速状態 『誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃』
日本が科学立国というのは看板だけなのか。海外の諸国に比べ、この十数年の間、日本の科学は失速したかのように下降の一途を辿っている。何が…more
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『宇宙から帰ってきた日本人』あの名著から36年、宇宙は近くなりにけり
2019年12月12日1983年、知的欲求旺盛なあるジャーナリストが一冊の本を上梓した。それは、米ソが宇宙開発戦争に明け暮れていた時代、母なる地球を離れ、…more
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DNA鑑定とFACT 『DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見、日本人の起源まで』
2019年11月9日本書は、著者が手がけてきたDNA鑑定の事例を紹介するだけでなく、「DNA」「染色体」「遺伝子」「ゲノム」といった言葉の使い分け方など…more
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『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』世界の大古典は、案外簡単に読めるもの
2019年10月18日科学者ニュートンはだれでも知っているが、彼の著作を読んだ人はめったにいない。その理由は、300年以上も前に書かれた分厚い本で、内容が…more
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無名科学者の挑戦から読み解く『エネルギー400年史』
本書は、『原子爆弾の誕生』でピュリッツァー賞を受賞したリチャード・ローズの最新作、『エネルギー400年史』だ。有名無名の人物の物語を…more
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『思いどおりになんて育たない: 反ペアレンティングの科学』あれこれ子育てに悩んだら、真っ先に読んだらいい
本書は、現在のペアレンティングと呼ばれるものの考え方は、科学的、哲学的、政治的な観点から、そして人の生活という面から根本的に誤りであ…more
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悪に科学で踏み込む──『悪について誰もが知るべき10の事実』
2019年9月25日本書は、人間が行う悪的な行動について、それがどのような原因によって引き起こされるのかを科学的に解き明かしていこうと試みる一冊である…more
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『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』この宇宙を作ったのは神か? それとも科学者か?
2019年9月7日本書は実験室で宇宙を作るというゴールからの逆算でさまざまな理論が紹介されるため、宇宙科学の最前線が驚くほど容易に理解できる。また、さ…more
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時間とはいったいなんなのか?──『時間は存在しない』
2019年9月5日日本でも彼が提唱者の一人である「ループ量子重力理論」の解説をした『すごい物理学講義』が売れているが、本書はそのループ量子重力理論から…more
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『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』 不都合な真実から目を背ける人たち
具体的な数字やデータを示してもダメ。明晰な論理で説いてもムダ。そんなとき、あなたはきっとこう思ってしまうのではないか。「事実はなぜ人…more
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『恐竜の世界史──負け犬が覇者となり、絶滅するまで』 失われた世界の新たな歴史
2010年代に描かれる恐竜は、かつてわたしたちが見聞きした恐竜とはまるで異なっている。というのも、恐竜にまつわる研究がこの20年ほど…more
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宇宙誕生の謎を解き明かしつつある人々の話──『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』
2019年8月8日序盤はビッグバンやループ量子重力理論について、中盤から後半にかけてはインフレーション理論およびひも理論について、しっかりとした紹介が…more
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『ことばにできない宇宙のふしぎ』「宇宙と人間」を楽しむ大人の絵本
本書の3年前に出版された同じ作家の『翻訳できない世界のことば』は本当にステキな大人の絵本でした。世界中の言語から、その言語にしかない…more