サイエンス
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自律型兵器に関する、一般読者向けの最良の道案内となるノンフィクション──『無人の兵団──AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』
2019年7月25日無人兵器についての一般向けのノンフィクションはこれまでも出ていたが、ようやく最新の政治、技術を踏まえた上で自律型兵器を網羅的に語って…more
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思わず二度見してしまう『おならのサイエンス』
おならが出る化学的メカニズム、音がでる物理的メカニズム、食物がおならに変わるまでの生物学的メカニズムまでをも面白おかしく(ただ基本は…more
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郡司芽久の『キリン解剖記』は研究の真骨頂だ!
2019年7月8日女子東大生・郡司芽久は遺体科学を専門とする遠藤秀紀の指導の下、キリンの解剖にとりかかる。理由は、子どもの頃からキリンが好きだったから…more
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人文文化と科学文化の融合──『なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門』
2019年7月5日なぜ脳はアートがわかるのか。そんなことをいうと「いや、自分はさっぱりアートはわからん」という人がわらわら湧いて出そうだが、かくいう僕…more
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『流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則』物理学から見えてくる生命の新しい景色
2019年6月22日"生命とは何か? こう問われたら、多くの人は生物学というフレームワークを用いて解を導こうとするだろう。しかし、本書のアプローチは一味…more
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『「うつ」は炎症で起きる』 「それは体の問題」という新たな視点
若い医師はあるとき、リウマチ性関節炎と診断されていた女性患者がうつ病をも患っていることに気づいた。そのささやかな発見に気をよくした彼…more
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文学を語ることばで科学を語る。『科学する心』
2019年6月2日「あまりに面白くて一晩で一気に読み終えました。この広大なテーマでエッセイを書ける人は他にいません」。池澤夏樹・著『科学する心』の帯に…more
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『7つの人類化石の物語 古人類界のスターが生まれるまで』
2019年5月28日7つの人類化石の物語 古人類界のスターが生まれるまで 作者:リディア・パイン 翻訳:藤原多伽夫 出版社:白揚社 発売日:2019-0…more
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『宇宙と宇宙をつなぐ数学』未来からやってきた数学理論
2019年5月26日京都大学数理解析研究所の望月新一教授が「未来からきた論文」の中で打ち出した「宇宙際タイヒミュラー理論」は、それまでの数学とは全く次元…more
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『流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則』
2019年5月11日かつて、人間を別格と見なして他の生き物と切り離す世界観を、ダーウィンが進化論で刷新した。前作と本書『流れといのち』の著者エイドリアン…more
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『「盛り」の誕生』世界に広がる女の子発のカルチャー
女の子が現実とは違うビジュアルへと自分を加工する技術。これを「盛り」という。スマホなどで写真を加工することはいまや珍しくないが、ここ…more
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植物プランクトンが地球温暖化を解決する!?『海と陸をつなぐ進化論』
本書は、あのガブリエル・ウォーカーによる『スノーボールアース』を彷彿とさせる壮大な探究ドラマである。小さな巨人である植物プランクトン…more
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『ビッグ・クエスチョン <人類の難問>に答えよう』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2019年4月22日"4月10日、ブラックホールの撮影に成功したというニュースが流れてきました。SF小説や映画でもおなじみのブラックホール。撮影成功のニ…more