サイエンス
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『身体はトラウマを記録する 脳・心・体のつながりと回復のための手法』
2016年10月11日本書は、凡百のトラウマに関する啓発書とはちがう。本書は、自伝的な要素を有し、著者の精神科医としての、そしてトラウマに関する世界的な研…more
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『生命、エネルギー、進化』この生物学の本にはぶっとんだ! 客員レビュー by ビル・ゲイツ
2016年10月7日ニックはジャレド・ダイアモンドのような書き手を思い起こさせる。世界について多くを説明する壮大な理論を考え出す人々だ。彼はそんな独創的…more
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宇宙における生命の普遍的特性──『生命、エネルギー、進化』
2016年10月5日細胞はなぜ今のような細胞なのか? どんな物理的要因が複雑な細胞を誕生させたのか? なぜ形態が複雑な生物は一度しか生じなかったのか? …more
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『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』
2016年10月1日外来種と言えば、琵琶湖の在来種を脅かすブルーギルやブラックバスが脳裏に浮かぶ。いかにして駆除するか、心ない放流を食い止めるか。獰猛な…more
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万物は進化する──『進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来』
進化はリドレーが長年扱ってきたテーマであってその点に不思議はないが、進化は万能である、といきなり言われても意味がよくわからずに最初戸…more
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『触れることの科学 なぜ感じるのか どう感じるのか』 めくるめく触覚の世界とその裏側
触って、触られて――。他人とのそうした身体的接触を、人生最大の愉しみと考える人も少なくないだろう。しかし、「なぜ感じるのか」「どう感…more
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『量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語』量子物理学に今、革命が起ころうとしている
本書の魅力は、難解きわまりないことで悪名高い量子物理学が、ぐっと身近に感じられることだろう。量子物理学という分野は、一般にはきっとこ…more
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『進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来』
本書『進化は万能である』は、『赤の女王』『ゲノムが語る23の物語』『徳の起源』『やわらかな 遺伝子』といった、進化や遺伝、社会…more
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『夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か』がわかる! ホントにわかる!!
2016年9月14日光合成というのは、植物や藻類、シアノバクテリウムといった細菌が持っている、光をエネルギーにして水と二酸化炭素から炭水化物と酸素を作る…more
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『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』 認知・農業・科学
"わたしたちは孤独だ。どれほど技術を発達させ人口が70億を超えても、現在の地球上にはホモ属に分類される種はサピエンス、つまり現生人類…more
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集団はどうして愚かな結論に至ってしまうのか 『賢い組織は「みんな」で決める リーダーのための行動科学入門』
みんなで考えたのに愚かな結論に至ってしまった、いやむしろ、みんなで考えたからこそ愚かな結論に至ってしまった――そんなケースに誰もが思…more
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認知力が生み出す虚構の力!『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』すべては7万年前に始まった。
私たちは自らをホモ・サピエンスと呼ぶ。自らを「賢い人」と呼ぶ私たちは、アフリカ大陸で捕食者に怯える、取るに足りない動物であった。その…more
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『<わたし>は脳に操られているのか 意識がアルゴリズムで解けないわけ』
2016年9月4日人工知能のめざましい進展は、人間の能力に迫り、さらに超えつつあるようにさえ見える。やがて、心や意識をもったAIも生まれると予測する研…more
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『タングステンおじさん』化学にのめり込んだ、少年時代のオリバー・サックス
2016年9月1日母方のおじである「タングステンおじさん」の手ほどきを得て、オリバーは化学の世界に踏み込みます。やりはじめたらとことんやる、やりすぎる…more