社会
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『最悪の予感』穴だらけのスライスチーズ
世界最大の「コロナ敗戦国」になったアメリカ。新型コロナウイルスの感染者数は3440万人。死亡者数は61万人を超えた。これは第一次世界…more
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『ハダカの東京都庁』元幹部が明かす都庁の裏と表
"著者によれば、都庁に長く勤務していると、ある錯覚に陥るという。「世の中を動かしているのは都庁である」、あるいは「都庁の中で起きてい…more
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『ゼロエフ』東日本大震災の福島を踏破した小説家の思いを聞け!
2021年7月23日小説家・古川日出男は福島のシイタケ生産農家に生まれた。三人兄弟の末っ子で、兄と姉がいる。18歳で故郷を離れ家業は兄が継いだ。そして2…more
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『天才IT相オードリー・タンの母に聴く、子どもを伸ばす接し方』日本の教育現場がかかえる問題を解決する糸口になるか?
本書の原題は『乖孩子的傷、最重』(「いい子」の傷は、深い)。20年ほど前、悩める教師や生徒、親からの質問に李雅卿が答えた本だ。母とし…more
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“子どものため”だけじゃない『学校の枠をはずした』「異才発掘プロジェクト」の実験
2021年6月18日"本書は、特定の分野に突出した能力があるものの協調性がない子や、読み書きに困難を抱え、コミュニケーションのとり方が周囲と異なる子ども…more
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『警視庁科学捜査官』平成から令和に渡る捜査現場のリアル
著者はドラマなどでお馴染みの桜田門にある警視庁科学捜査研究所(科捜研)の係長時代、地下鉄サリン事件の緊急鑑定に携わることになる。鑑定…more
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『文芸ピープル』言葉の壁を越える日本文学
ここ数年、日本の女性作家が英語圏で注目を集めている。本書は、大学で教鞭をとるかたわら翻訳も手がける著者が、日本文学の英訳に携わる「文…more
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「買う」が当たり前になっているあなたへ贈る『ギフトエコノミー 買わない暮らしのつくり方』
2021年5月25日"コロナ禍でステイ・ホーム時間が増えるなか、断捨離をしたという人は少なくないと思います。最初の緊急事態宣言から1年が経ちましたが、物…more
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『探偵はここにいる』解き明かされる探偵たちの実像、妖しい不倫現場、そして社会の闇の断片
2021年5月20日探偵の人生にじっくり焦点を当てた本をずっと読みたいと思っていた。フィクションではなくノンフィクションでだ。結論を先に書いてしまうと、…more
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『2040年の未来予測』今から20年後、国家と大地の両方を揺るがす大変動が起きている
2021年5月18日本書は2040年の未来を予測・解析したもので、森羅万象に渡って博識の著者がその炯眼を余すところなく披露する。既に多くの書評によって紹…more
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『令和元年のテロリズム』令和日本のいびつな自画像
ひとつの犯罪が時代を象徴することがある。本書は、令和元年に起きた「川崎殺傷事件」を入り口に、日本の自画像を描こうとする試みである。あ…more
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『安いニッポン 「価格」が示す停滞』賃金も生活の満足度も低い 日本の「豊かさ」とは何か
2021年5月15日安いニッポン 「価格」が示す停滞 (日経プレミアシリーズ) 作者:中藤 玲 出版社:日本経済新聞出版 発売日:2021-03-09 …more
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『罪を償うということ 自ら獄死を選んだ無期懲役囚の覚悟』無反省は凶悪犯への第一歩
帯にある身も蓋もない惹句のとおり、本書は刑務所に服役する凶悪犯の大多数が自らの犯した罪について何ら反省していないと指摘する一冊である…more
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「弱さ」を生かせる社会をつくろう 『マイノリティデザイン』
2021年5月9日有名企業を担当するコピーライターだった著者は、息子が目に障害を持って生まれてきたのを機に、活躍の舞台を福祉業界にスライドさせた。片腕…more
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『世界を敵に回しても、命のために闘う』『分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議』『新型コロナウイルス ナースたちの現場レポート』コロナ最前線 命を救う闘い
新型コロナウィルス感染症のパンデミックから1年以上が経過した。窮屈な生活にも慣れてきたが、流行初期の恐怖にかられた混乱の経験は多くの…more