社会
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『世界はシステムで動く』方向性のない不可解な時代を生きるために
本書の草稿はしばらく仲間内で閲覧されていたのみで、完成させることなくこの世を去ってしまった。しかし、時が経過しても内容が古びていない…more
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『ファーマゲドン』訳者あとがき by 野中 香方子
2015年2月19日本書の原題は“FARMAGEDDON”(ファーム+ハルマゲドン)、すなわち「農業がもたらす世界の破滅」。最初見た時には、仰々しく思え…more
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『日本人の値段』 年俸2700万ではまだまだ安い!
"現在、中国国内で働く日本人技術者はどれくらいいるのだろう。 「2,3000人はいる。数百人などという数字ではない」(女性ヘッド…more
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『暴力の人類史』 人類史上もっとも平和な時代
ピンカーは人類の暴力の歴史を大量の統計データとともに振り返る。本書が上下で1,300ページ超という並外れたボリュームなのは、並外れた…more
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『宮脇檀の住宅設計 カラー・改訂版』
"「一戸一戸は住み手の欲望を満たすべく、あらゆるメーカーの部材と部品の満艦飾となって妊を競い、隣家の日照を無視せざるを得ない狭小敷地…more
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『猪変』 イノシシはそこにいる!
"田畑の農作物を荒らすサル、シカ、イノシシを退治するには、現状では駆除するしか方法がない。その地域だけ囲い、侵入を防いだにしても、山…more
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『恋する文化人類学者』 人は文化人類学者に生まれるのではない、文化人類学者になるのだ
"人類学者がつづる本書の物語は、1つのカップルの愛の物語でありながら、異文化交流の物語でもある。プライベートな話題ではあるが、この本…more
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『最貧困シングルマザー』自己責任論を乗り越えて
2015年1月30日"出会い系の売春で食いつなぐ少女たちを取材してきた著者が、シングルマザーを取材対象に選んだことは意外な感もあったが、「貧困」という同…more
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『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』国民国家の溶解
2015年1月28日"本書を読むまで私はイスラム国が数多あるジハード集団のひとつだと勘違いしていた。今現在、中東でおきている出来事を理解する上で、間違い…more
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『ボケてたまるか!』あなたは本当に大丈夫??
"山本が脳の異常を感じたのは61歳を過ぎた頃であった。記憶力には自信があったのに、少し前に聞いた人の名前が出てこなくなったのだ。大好…more
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『石油の帝国』国際政治経済を動かす黒幕
本書は、ピュリッツァー賞を二度も受賞した著者が、400以上ものインタビュー、現地調査、機密指定解除されたりWikiLeaksに暴露さ…more
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『ニッポンの裁判』著者・瀬木比呂志氏インタビュー
唖然、呆然、戦慄、驚愕! 日本の裁判は本当に中世並みだった!前作『絶望の裁判所』は発売されるやいなや、大反響を呼んだ。しかし、それはまだ序章に過ぎなかったのである。明日、発売される『ニッポンの…more
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その”時代錯誤”は戦略なのか? 『イスラム国 テロリストが国家を作るとき』
2015年1月11日本書のテーマとなっている「イスラム国」という存在についても、数多くの残虐な振る舞いがニュースやソーシャルメディアを通じて喧伝され、そ…more
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『オートメーション・バカ』快適さの代償は、どれくらい?
2015年1月1日タイトルからも一目瞭然であるように、本書はオートメーション化していく世の中に対して警鐘を鳴らす一冊である。とは言っても、不可逆な流れ…more
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『昭和の名編集長物語』いぶし銀の裏方たち
"本や雑誌づくりにおいて扇の要のような役割を担っている、編集者という職業。その中でも編集長の座に就く人物は、作品の良し悪しを左右する…more