世界史
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正しい歴史観を持ってウクライナを理解するために『中学生から知りたいウクライナのこと』を読もう!
2022年6月9日ウクライナについてのニュースを連日見ているのに、その国について何も知らなかった。恥ずかしい限りである。いかに知識がないかを思い知らさ…more
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『ソーニャ、ゾルゲが愛した工作員』ゾルゲに見出され歴史を動かした「主婦」
ロシアのウクライナ侵攻により核戦争の脅威が現実味を持って語られるようになっている。こうした緊張感のある状態は東西冷戦以来であろう。実…more
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『物語 ウクライナの歴史』は、どんな人に読まれているのか?
2022年5月2日ウクライナへの軍事侵攻後、ロシアやウクライナ、そして地政学といったジャンルに関する本が注目されています。中でも最も売れているのが『物…more
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エネルギー問題から読み解く『新しい世界の資源地図』
2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻を目の当たりにし、世界に激震が走った。そしてその傍ら、エネルギー市場も世界的なショックの渦…more
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エネルギー問題の道標『エネルギーをめぐる旅』
歴史・物理・文明論の視点からエネルギー問題を俯瞰する骨太ノンフィクションだ。しかも、文章のリズム感や物語展開もノンフィクションとして…more
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『怪異猟奇ミステリー全史』老後の楽しみ、永久保存版ブックガイド
私が小学生のとき、と言えば半世紀も前の話になるが、教室には必ず学級文庫があった。本の裏表紙には貸出カードが付いていて、借りた人の名前…more
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『ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って』絶滅の鳥、最後の一羽は江戸を旅した?
ドードーという鳥を知っているだろうか。『アリスの不思議な旅』に出てきた変な鳥を思い浮かべる人、あるいは「ドラえもん」で絶滅鳥類として…more
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『SS将校のアームチェア』ユダヤ系歴史家の調査が 「一般のナチ」の姿に迫る
2022年1月15日本書の著者、ダニエル・リーは第2次世界大戦を専門とする歴史家で、ユダヤ系英国人でもある。あるとき彼に依頼が舞い込んだ。依頼主はヴェロ…more
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この世の不幸が集まったような清の女性の暮らしを体験『私がクリスチャンになるまで――清末中国の女性とその暮らし』
2021年12月19日私がクリスチャンになるまで 清末中国の女性とその暮らし 作者:アデル・M・フィールド 出版社:東方書店 発売日:2021-09-15…more
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『データ視覚化の人類史』思考すること、伝えること グラフ手法の進化プロセス
2021年12月4日"本書は、今やすっかり一般的になった「データ視覚化(data visualization)」の発展の概要を、その長い歴史とともに綴っ…more
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英国コメディアンによる『税金の世界史』
ムズかしい問題に分かりやすい切り口を与えてくれるのは、『歴史』だ。本書をおすすめするのは、税金というムズかしく時代や国によって違う制…more
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『暁の宇品』日本はなぜ「海の戦争」で敗れたのか
四方を海に囲まれた日本は、食糧や資源の輸入を船に頼らざるを得ない。いざ戦争となれば、戦地に兵を送り出すのも、武器や食糧を届けるのも船…more
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『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』「暗黒時代」という神話はなぜ生き残ってきたのか
2021年6月12日「中世ヨーロッパ」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。「疫病と飢饉」、「魔女狩り」、「異端審問」……。代表的なものを挙げたが、いずれ…more
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そうだったのか! 新しい知識を得る快感ここにあり『西暦一〇〇〇年 グローバリゼーションの誕生 』
2021年5月27日本を読む楽しみはいくつもあるが、全く知らなかった知識を得るのは最大の醍醐味だ。こ一般的にグローバリゼーションといえば、15世紀中頃の…more
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バックパッカーのリアルな生態を描き出す、小説家による旅行記──『四分の一世界旅行記』
2021年5月5日この『四分の一世界旅行記』はSF・奇想短篇集の『半分世界』でデビューし小説家として活躍している石川宗生による金なし旅行記である。四分…more