世界史
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国際政治経済を動かすコモディティ商社『The World For Sale』
つねにマーケットと対峙しつつ、ときに大手金融機関や大物政治家と手をくみながらグローバル政治経済を手玉にとり、国際的な需要と供給を調整…more
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これから先も、株式会社は必要か 『株式会社の世界史 「病理」と「戦争」の500年』
2020年12月9日"株式会社を、私たちはなにゆえ必要としてきたのか。本書のテーマは、大きく分けて二つある。一つは、株式会社がまさに生まれ出る瞬間の時代…more
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『黒魔術がひそむ国 ミャンマー政治の舞台裏』
大統領の誕生日は国家機密!?"政治家は孤独な職業だと言われる。未来がどうなるかわからないにもかかわらず、たったひとりで決断を下さなければならないのだから、それも…more
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『教養としての「中国史」の読み方』
2020年11月10日中国を理解するにはどうしたらいいか。人を理解するためには、その人の来歴、即ち履歴書を読むように、ある国を理解するにはその国の歴史を紐…more
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『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』
岡本の人生を辿ることは、当時のアラブ諸国の歴史を辿ることでもある。アラブ全域に絶大な影響力を持つエジプトの大統領、ガマル・アブドル・…more
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『文化大革命 人民の歴史 1962-1976(上・下)』文化大革命が破壊したもの、暴かれる独裁政権の本質
2020年5月16日本書は、膨大な資料を徹底的に読み込み「大躍進政策」の全貌と中国人民の塗炭の苦しみを暴いた良書『毛沢東の大飢饉』の著者、フランク・ディ…more
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『最期の言葉の村へ──消滅危機言語タヤップを話す人々との30年』 言語とともに消え去っていくものたち
「言語はなぜ消滅してしまうのか」。1980年代、当時大学院生だった本書の著者は、その謎を明らかにしたいと切望し、単身で熱帯雨林の奥地…more
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『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス
2020年1月3日かくも行き渡っているそのストーリーに対して、本書は疑問符を突きつける。なるほど、初期の国家はいずれも農業を基盤とするものであった。だ…more
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『悩めるローマ法王 フランシスコの改革』バチカンでいま何が起きているのか
ローマ法王が38年ぶりに来日する。滞在中は広島と長崎の訪問や、東日本大震災の被災者との面会などが予定されている。前回ヨハネ・パウロ2…more
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『義足と歩む ルワンダに生きる日本人義肢装具士』ジェノサイドから25年、ルワンダの今
"1994年、アフリカのルワンダで大虐殺(ジェノサイド)が起こった。フツ族によるツチ族の虐殺で、百万人もの死者が出た。 男も女も大…more
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『LNG』巨大ビジネスの誕生秘話
1969年11月、日本は液化天然ガス(LNG)の輸入を成功させた。購入したのは東京ガス・東京電力の連合で、三菱商事が交渉を取りまとめ…more
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ジャレド・ダイアモンドが導き出す、危機の枠組み──『危機と人類』
2019年11月8日『銃・病原菌・鉄』で一世を風靡したジャレド・ダイアモンドの最新刊がこの『危機と人類』である。主に七カ国を対象として、それぞれの国が陥…more