東 えりか
2008年に書評家として独立。「週刊新潮」と「ミステリーマガジン」などでノンフィクションの書評担当のほか、「信濃毎日新聞」の書評委員。現在は小説の書評の仕事と半々。「NEWS本の雑誌」の記者でもある。好んで読むのは科学もの、歴史、古典芸能、冒険譚など。
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『貧困脱出マニュアル』本当にハングリーなやつは夢を見ることも許されない!
2018年12月7日タカ大丸は英語同時通訳・スペイン語翻訳者のポリグロット(多言語話者)である。テレビ出演も多いのだが、視聴者から「見た目が怪しい通訳」…more
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『深淵の色は 佐川幸義伝』ー合気武術の深奥に触れる津本陽の遺作
"2018年5月26日、多くの武道小説を書き続けてきた津本陽が急逝した。本書はその遺作となったの、合気の達人「佐川幸義」の評伝である…more
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『たそがれてゆく子さん』新人の老人の心得を学ぶ
2018年11月16日人生に迷ったり、不安になったりしたときに先人の、特に女性作家のエッセイには助けられてきた。中山千夏さん、佐藤愛子さん、林真理子さん…more
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2018年10月の「今月読む本」その3
2018年10月31日10月31日、ハロウィンです。一度くらい「トリックオアトリート」って言ってきてほしいのですが、物騒だから無理なんでしょうねえ。朝会報…more
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2018年10月の「今月読む本」その2
2018年10月26日半分のメンバーが終わったところでだいたい1時間を経過。朝会は続く。さすがにみんな覚醒し、気の利いたコメントも出てくるようになった。吉…more
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2018年10月の「今月読む本」その1
2018年10月23日"久しぶりの朝会である。それも前日に宴会をしなかったのは何年ぶりだろう。HONZ開始から8年目。メンバーもその分年を取ったことになる…more
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大型犬ラブラドール・レトリバーと暮らす幸せ『犬(きみ)がいるから』
2018年10月16日琵琶湖の畔に住む翻訳家の村井理子さんの家に、生後3か月の雄の黒いラブラドール・レトリバーがやってきたのは2017年の春のこと。1年前…more
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『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』15回の面会の記録
本書の奥付は2018年7月26日。著者と中川智正との約束で、彼の死刑執行後に出版されることが決まっていた。あとは出版されるだけという…more
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『小笠原が救った鳥 アカガシラカラスバトと海を越えた777匹の猫』外来種だって殺しちゃいけない同じ命
小笠原は東京から船で24時間以上かかる、東洋ガラパゴスといわれる特殊な自然の宝庫。そこの固有種である「アカガシラカラスバト」は平成5…more
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『夢の猫本屋ができるまで』8/24トークイベント@本屋B&B
2018年8月24日、台風20号の進路次第では中止も検討されたが、幸いにも通り過ぎて『夢の猫本屋ができるまで』のトークショウ@本屋B…more
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『スモール・スタート あえて小さく始めよう』起業の“小さなきっかけ”はこんなところに!
働き方改革の旗印のもと、多くの企業では長時間労働の見直しや生産性向上に取り組み、時短や在宅での勤務も珍しくなくなった。反対に誰もが…more
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『無脊椎水族館』得体のしれない彼らに会えば、人生が救われる、新しい発見がある!
2018年8月6日世の中では《おじさんひとり水族館》がブームだと宮田は断言する。どうやら疲れた男が向かうのは水族館の暗がりらしい。訪れた先には必ずそん…more
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『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける
"2017年夏、東急世田谷線西太子堂近くに開店した本屋の名前は「キャッツミャウブックス」。名前の通り、猫に特化した本屋である。 猫…more
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『「在宅ホスピス」という仕組み』 “よりよく死ぬ”ための参考書
2018年7月6日"著者の山崎章郎は1990年『病院で死ぬということ』(主婦の友社。文庫版は文春文庫)を上梓し大ベストセラーになった医師である。多くの…more