首藤 淳哉
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『肉声 宮崎勤30年目の取調室』初めて明かされた「肉声」が語る真実
2019年1月29日1988年8月から翌年の6月にかけて、埼玉と東京で相次いで幼い女の子が誘拐され、殺害される事件が起きた。「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人…more
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『ルポ企業墓 高度経済成長の「戦死者」たち』墓からみた日本人と企業
2018年11月29日"長いこと本を読んでいると、性格が素直じゃなくなる。新しい本を手に取っても、「この手のテーマ、前も読んだことあるな、フン!」などとつ…more
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『いま、息をしている言葉で。「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』なぜ現代に古典が蘇ったのか
2018年11月18日"2006年9月、創刊8タイトルがずらりと店頭に並んだのを目にした時の興奮はいまだにおぼえている。新しい文庫レーベルの誕生に胸躍らせ…more
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『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』ごみ収集の現場は、ティール組織そのもの
2018年11月9日偶然見つけた一冊は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』。地方自治や行政学を専門とする研究者が、新宿区で9ヶ月にわた…more
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『サバイバルボディー』短パン姿でキリマンジャロに登れ!体当たりサイエンス・ノンフィクション
2018年10月9日本書の著者スコット・カーニーは、人類学者でもあるジャーナリストで、中年にさしかかり体型の変化などを感じ始めていた折、偶然ネットで裸同…more
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『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む
2018年9月7日"一般に、本は読めば読むほど物知りになれると思われがちだが、実際は逆だ。読めば読むほど、世の中はこんなにも知らないことであふれている…more
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HONZ in APU④ 悲観論にとらわれることなく、人生を楽しむこと
2018年8月13日立命館アジア太平洋大学(APU)を訪問した興奮もさめやらぬ中、別府の繁華街へと繰り出す。出口治明学長はじめAPUのみなさんが懇親会の…more
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HONZ in APU③ ライブラリーをみれば、その大学の知性がわかる!!
2018年8月10日"のっけから一言、かますことをお許しいただきたい。ライブラリー(図書館)をみれば、その大学の知的レベルがわかる!! お前ごときが知性…more
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HONZ in APU② 学生たちが暮らすAPハウスは、異文化が混ざり合う場
2018年8月7日開学からこれまで、世界147カ国・地域の生徒を受け入れており、現在も88カ国・地域から集まった生徒が学んでいる立命館アジア太平洋大学…more
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HONZ in APU① 立命館アジア太平洋大学、そこは天空のキャンパスだった!
2018年8月6日「別府八湯(はっとう)」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれない。ひとくちに別府と言っても、主に八つの温泉で構成されており、…more
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『消された信仰「最後のかくれキリシタン」-長崎・生月島の人々』世界遺産から黙殺された人々
2018年7月5日"一時の熱狂的なブームは去ったとはいえ、世界遺産への登録実現は、観光客を呼びたい地方自治体にとっては悲願だろう。今回も2015年の申…more
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『一発屋芸人列伝』大きく勝って、大きく負けた山田ルイ53世が、負けの中に見出した勝機
2018年6月11日ちょっと肩に力が入った状態で現場に向かったのだが、案に相違して、百貨店のバックヤードにある小部屋で待っていた山田ルイ53世は、あの良…more
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『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』不完全だからこそやってみる
2018年5月21日「大谷翔平」はどのようにして生まれたか。その秘密の一端を解き明かしてくれるのが、『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』だ。著者は大谷…more
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『遅刻してくれて、ありがとう』加速の時代に「ほどほどの人生」をいかに取り戻すか
2018年5月14日本書でフリードマンが目をつけるのは、「加速化」だ。世界はいま信じがたいスピードで変化している。その速さは私たちの思考や制度が追いつか…more
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『宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年』「真犯人」はなぜ封印されたのか
2018年4月24日あの日、あなたはどこで何をしていただろうか−−。1995年(平成7年)3月20日。警察担当の記者だったぼくは警視庁にいた。こんなふう…more