首藤 淳哉
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『現代経済学の直観的方法』アフターコロナすら見通せる、現代経済学の最良のテキスト
2020年5月2日著者の手法は、難解な概念の核心部分を、大胆なイメージ化によって直観的に理解させるというものだ。ベクトル解析やフーリエ変換といった数学…more
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『銀河の片隅で科学夜話』「勉強しない子どもたちにイライラし通しの妻が、この本を読んでとても優しくなったんですよね」(※個人の感想です)
長引く一斉休校。そしていつまで続くかわからない在宅勤務の日々。朝から晩まで顔をあわせる妻と子どもたちの間では、このところ諍いが絶えな…more
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『「間合い」とは何か』日本流ソーシャル・ディスタンスの研究
"いまや「ソーシャル・ディスタンス」という言葉を聞かない日はない。「社会的距離」などと直訳されるけれど、ちょっと芸がないなぁと思う。…more
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『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』鎮痛薬が人々の命を奪う、恐るべき薬物汚染の実態
2020年3月28日本書は、オピオイド禍の震源となったバージニア州西部のアパラチア地方で何が起きていたのかを、地元紙の記者だった著者が克明につづったドキ…more
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『野球と暴力』「暴力なし」でも強くなれる!
もし職場で上司が部下を殴ったら、普通の会社では大問題になる。だが野球界ではなぜか「愛のムチ」などという名で暴力が許される。そこには「…more
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『イージス・アショアを追う』国の防衛政策を徹底検証、地方新聞の戦いの記録
2020年2月22日イージス・アショアは、地上配備型のミサイル迎撃システムである。本書は、この最新の防衛装備の配備計画をめぐる秋田魁新報の足かけ2年にわ…more
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『孤塁』初めて語られた双葉郡消防士たちの「あの日」
"2011年3月11日、福島県双葉郡では、多くの学校で卒業式が執り行われていた。通い慣れた校舎に名残惜しさを感じながら、子どもたちは…more
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『地形の思想史』岬、峠、島、麓、湾、台、半島、地形が生んだ多様な日本
2020年1月18日本書は、高畠通敏の仕事から大きな影響を受けたという著者が、さまざまな場所を歩き、地形と思想の関係を考察した一冊である。目次には、「岬…more
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『奥東京人に会いに行く』えっ? ここが東京? あなたの知らない東京の横顔
2019年12月7日奥多摩から始まった「奥東京」を巡る旅は、川や海を経て、最後は絶海の孤島・青ヶ島で終わる。本書が見せてくれた東京の姿は、驚くほど多様だ…more
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『悩めるローマ法王 フランシスコの改革』バチカンでいま何が起きているのか
ローマ法王が38年ぶりに来日する。滞在中は広島と長崎の訪問や、東日本大震災の被災者との面会などが予定されている。前回ヨハネ・パウロ2…more
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『ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話』ギークな女子高校生2人の痛快サクセスストーリー
2019年11月4日米ニューヨークで別々の学校に通っていた2人は、女子高校生向けのプログラミング講座「Girls Who Code」で出会う。Girls…more
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『実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実』
”広島のマザー・テレサ”の知られざる半生2019年10月28日"「ばっちゃん」をご存知だろうか。中本忠子さん。84歳。広島市の基町アパートを拠点に、40年近くにわたって非行少年たちに無償で手料理…more
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『亜細亜熱帯怪談』前代未聞の新ジャンル!現代アジア怪談ルポルタージュの誕生
本書はタイを中心に東南アジア一帯の怪談を集めたいっぷう変わったルポルタージュである。著者はもともと死体に興味があり、博物館に死体を見…more
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『国境を越えたスクラム』なぜ彼らは日本代表として戦うのか
2019年10月2日なぜラグビーは観る者の心を熱くするのか。その答えはラグビーが持つ「多様性」にある。ラグビーは代表選手の国籍を問わない。これまで多くの…more