HONZ記事
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『森瑤子の帽子』「女であること」と向き合い続けた作家の生涯
その人の名は「森瑤子」。1978年に作家デビューすると瞬く間に人気作家への階段を駆け上がり、1993年に胃癌のため52歳で亡くなった…more
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身近なれど未知なる障害『吃音 伝えられないもどかしさ』
2019年3月28日魂の一冊である。『吃音 伝えられないもどかしさ』は、自らも吃音に悩んだ近藤雄生が80人以上の吃音者と対話し、その現実に迫る渾身(こん…more
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生産性をあげるための必殺技 ”どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門”
2019年3月27日ポモドーロ・テクニックをご存じだろうか。生産性をあげるための必殺技である。なんら難しいものではない。25分を一単位にして仕事を区切る…more
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『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』
2019年3月26日"本書の結論は、冒頭に出てくるアルバート・アインシュタインの次の言葉に集約されている。 「あらゆる問題はそれが起こったことと同…more
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本のない原初の図書館から空想上の図書館まで──『図書館巡礼 「限りなき知の館」への招待』
2019年3月25日図書館巡礼という名の通り、本書は世界各地の図書館について、本のない時代からボルヘスによって想像されたバベルの図書館のような空想上の図…more
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今週のいただきもの:2019年3月17日週
2019年3月23日スーパーでそら豆が並ぶようになり、すっかり春ですね。そら豆は4000年以上も前から、チグリス・ユーフラテス川流域やエジプトで食用に栽…more
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『もっと言ってはいけない』社会でタブー視される残酷な真実を問い直す
著者は日本の言論界でいまだに大きなウエイトを占める環境決定論に対し、最新の科学的エビデンスを基に反論、再考することを促す。さらに現代…more
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『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2019年3月22日"ビジネス書売場にまた注目の1冊が登場しました。それが『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』です…more
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『生命科学クライシス─新薬開発の危ない現場』着実に進むために、急がば回れ
本書は「再現性」の問題に焦点を当てながら「科学が正道を踏み外すさまざまなパターン」について迫る1冊だ。生命科学の歩みは決して止まって…more
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では、あの犠牲とは何だったのか?『生かされなかった八甲田山の悲劇』
日露戦争を前にした訓練で、厳冬期の青森県八甲田山麓に入った陸軍歩兵第五連隊が遭難。199人もの死者を出した、八甲田山雪中行軍遭難事故…more
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『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』学ぶことの遠い将来を見定める
学びや教育を題材にした書籍に多いパターンは、起こっている問題を分析した後に、あるべき姿や改革案を提案する本である。しかし、本書はその…more
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『両利きの経営』二兎を追いながら、双方を高いレベルで実現していく
2019年3月17日成熟企業のマネジメントにあって、本書は間違いなく必読の書(must-read)である。右手と左手を同じように使い分ける能力を身につけ…more
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二度と帰らない 昭和ノスタルジー『夜間飛行』
「ビートルズがタラップを降りて来た翌年には、青白い顔にソバカスを散らしたツイッギーがやって来た。」時は昭和40年、女性の色気ある仕草…more