「解説」から読む本
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『世界天才紀行 ソクラテスからスティーブ・ジョブズまで』
2016年10月21日天才たちはどこからやってくるのか。一説によると、たとえば3歳でヴァイオリンを弾きこなしていたというモーツァルトのように、天才…more
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『身体はトラウマを記録する 脳・心・体のつながりと回復のための手法』
2016年10月11日本書は、凡百のトラウマに関する啓発書とはちがう。本書は、自伝的な要素を有し、著者の精神科医としての、そしてトラウマに関する世界的な研…more
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『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』
2016年10月8日レイプは、大学内外を問わず、日常的に発生している犯罪でありながら、その実情はあまり知られていない。見知らぬ人に突然襲われる、茂みに連…more
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『不潔都市ロンドン ヴィクトリア朝の都市浄化大作戦』
2016年9月27日ロンドンといえば、おしゃれな大人の街。政治経済はもとより文化、芸術、ファッションにおいても世界をけん引する大都市のひとつでしょう。そ…more
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『量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語』量子物理学に今、革命が起ころうとしている
2016年9月23日本書の魅力は、難解きわまりないことで悪名高い量子物理学が、ぐっと身近に感じられることだろう。量子物理学という分野は、一般にはきっとこ…more
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『進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来』
本書『進化は万能である』は、『赤の女王』『ゲノムが語る23の物語』『徳の起源』『やわらかな 遺伝子』といった、進化や遺伝、社会…more
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『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』
2016年9月21日実話とは思えないような、リークする側とされる側のハラハラドキドキの攻防が、この本には描かれている。音楽ファンはもちろんだけれ…more
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『<わたし>は脳に操られているのか 意識がアルゴリズムで解けないわけ』
2016年9月4日人工知能のめざましい進展は、人間の能力に迫り、さらに超えつつあるようにさえ見える。やがて、心や意識をもったAIも生まれると予測する研…more
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『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
2016年9月1日読書の醍醐味の一つは、自分の先入観や固定観念、常識を覆され、視野が拡がり、新しい目で物事を眺められるようになること、いわゆる「目から…more
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『本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人 』
2016年8月31日ざっくばらんなひかりナビという雑談の名手の大塚さんは、昔の日本はひどかった、ということを強調したいのではないような気もする。こんなひ…more
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『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』
2016年8月15日この本で紹介されている知見は、2008年にはじまったヒトマイクロバイオーム・プロジェクトの研究成果がベースになっている。このプロジェ…more
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『酒の科学 酵母の進化から二日酔いまで』
2016年8月7日本書はAdam Rogers著『Proof: The Science of Booze』の邦訳です。著者は、微生物の生理作用と人類の…more
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『サイボーグ化する動物たち ペットのクローンから昆虫のドローンまで』
2016年8月6日本書では新進気鋭の科学ジャーナリスト、エミリー・アンテスが、さまざまな技術を駆使して動物のからだに手を加える最先端の取り組みに注目し…more