教養・雑学
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『日本史で学ぶ経済学』趣味としての教養で心豊かに
『日本史で学ぶ経済学』は、「趣味としての教養」のニーズを満たす一冊だ。享保の改革について「足高の制」や「目安箱」などを中学校で学んだ…more
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『フェルメール』写真家・植本一子のフェルメール「全点踏破」の旅
2018年12月17日"このように、あなたが実際に旅に出たような錯覚に陥るのは、植本一子さんの文章が、美術館に流れる空気の流れと、彼女の繊細に揺れ動く心を…more
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『50 いまの経済をつくったモノ』経済学の視点から技術を見つめる一冊
人類が発明した50のモノを、洗練された筆致で書き綴った、気軽な読み物だ。取り上げられているのは「コンクリート」や「紙」など手で触れら…more
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『日本4.0 国家戦略の新しいリアル』エドワード・ルトワックによる新提言
米戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問で戦略家のエドワード・ルトワックの新刊である。前著『戦争にチャンスを与えよ』は紛争が長引く原…more
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『脳と時間: 神経科学と物理学で解き明かす〈時間〉の謎』全方位から迫ればわかるのか、わからないのか
" 英語で最も頻出する名詞は「time」である。いっぽう、時間をどう定義するかについての見解は一致していない。著者はカリフォルニア大…more
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ハッピーになりたかったら、”セコスタンス”な酒場馬鹿バッキー井上の『いっとかなあかん店 京都』を読もう
2018年11月22日日本初の酒場ライター、バッキー井上が、いっとかなあかん店について書いた本である。京都の店の本か、関係ねえよ、と思ったあなた。考えをあ…more
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『いま、息をしている言葉で。「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』なぜ現代に古典が蘇ったのか
2018年11月18日"2006年9月、創刊8タイトルがずらりと店頭に並んだのを目にした時の興奮はいまだにおぼえている。新しい文庫レーベルの誕生に胸躍らせ…more
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『たそがれてゆく子さん』新人の老人の心得を学ぶ
2018年11月16日人生に迷ったり、不安になったりしたときに先人の、特に女性作家のエッセイには助けられてきた。中山千夏さん、佐藤愛子さん、林真理子さん…more
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『広重TOKYO 名所江戸百景』広重の足跡をたどりながら浮世絵と過ごす上質な時間
見開きの右頁全面には、歌川広重の名所江戸百景から選んだ一枚の浮世絵。左頁には広重がその浮世絵を描いた場所の地図と、浮世絵に描かれてい…more
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『ムンク展 共鳴する魂の叫び』公式ガイドブック
いまムンク展が上野の東京都美術館にて開催中です。本書は展示の魅力を深めるためのフルカラー公式ガイドブックですが、非常に読みやすい構成…more
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そ、そんなもんまで食べるんですかっ!”辺境メシ ヤバそうだから食べてみた”
2018年11月4日イモムシのピリ辛煮、タランチュラの素揚げ、虫イタリアン、田んぼフーズ、ニシキヘビの唐揚げ、ヤギの糞のスープ、ヒトの胎盤餃子、ヒキガエ…more
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『図解 世界の名作住宅』歴史に名を残す住宅は何がすごいのか?
2018年10月30日"本書『図解 世界の名作住宅』は、月刊誌『建築知識』のエクスナレッジ社による、歴史に名を残す住宅は何がすごいのかについて、世界の名作…more
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『京都、パリ ―この美しくもイケズな街』斯界の泰斗が語り合う二都にまつわる薀蓄
辞書によると、「薀蓄」とは深く研究して身につけた知識のことである。しかし、小粋なバーの隣席に下手な薀蓄を傾ける御仁がいると、面倒くさ…more
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『幸福とは何か -思考実験で学ぶ倫理学入門』快楽説、欲求実現説、客観リスト説
2018年10月26日「幸福とは何か」と思い耽ったときに、まっさきに読みたい本である。幸せの数値化にこだわる社会科学や幸せのメカニズムを科学するポジティブ…more
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『超一流のサッポロ一番の作り方』料理をワンランク美味しく食べるために
2018年10月17日"タベアルキストのマッキー牧元さんは、食レポの天才です。日本のグルメ界を代表するマッキーさんの文章には、食している光景が目の前に一気…more