教養・雑学
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本は道楽。『読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』。
2021年9月12日読書も書評も執筆も、みんな道楽である。いまこそ、この道楽に溺れようではないか! 進化生物学者にして、全国を「統計高座」で飛び回る。書…more
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『ランニング王国を生きる 文化人類学者がエチオピアで走りながら考えたこと』一緒に走りながら考えたマラソン王国繁栄の秘密
2021年9月11日"本書の著者は、英国の人類学者で、自らもフルマラソンを2時間20分で走るランナーだ。彼は、ランニング王国エチオピアに1年3カ月にわた…more
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エッセイ集『笑う門には病なし!』、その内容の幅広さ日本一!(と思います)
2021年8月24日恥ずかしながらエッセイ集を出しました。その内容は、医学教育のような真面目な話から、僻地旅行記、交差点にバスが突っ込んで来た体験記に、…more
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あの「魔法」にもういちど触れたい!『シェフたちのコロナ禍』
本書は東京で初めての緊急事態宣言が出された際に、料理人たちが未経験の事態とどう向き合ったかをまとめたものだ。ご存知のように緊急事態宣…more
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古典籍の敷居をグッと低くしてくれるブックガイドの傑作『読書大全』
2021年8月12日講演会でよく受ける質問に「ビジネスパーソンに必要な教養は、どうインプットすれば良いのでしょうか?」がある。私は迷わず「読書が最も効果…more
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『ハダカの東京都庁』元幹部が明かす都庁の裏と表
"著者によれば、都庁に長く勤務していると、ある錯覚に陥るという。「世の中を動かしているのは都庁である」、あるいは「都庁の中で起きてい…more
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『偉い人ほどすぐ逃げる』責任を取らない「偉い人」 日本社会「劣化」の本質
偉い人ほどすぐ逃げる 作者:武田 砂鉄 出版社:文藝春秋 発売日:2021-05-27 『偉い人ほどすぐ逃げる』という、身も蓋もない…more
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『経理から見た日本陸軍』「マレーの虎」の働きかけも 実は先進的だった陸軍経理
2021年7月17日"戦争にはお金がかかる。多くの燃料や弾薬が必要になるし、軍需補給にも人員や物資が大量に投入される。だが、国の一大事とはいえ、それらを…more
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『天才IT相オードリー・タンの母に聴く、子どもを伸ばす接し方』日本の教育現場がかかえる問題を解決する糸口になるか?
本書の原題は『乖孩子的傷、最重』(「いい子」の傷は、深い)。20年ほど前、悩める教師や生徒、親からの質問に李雅卿が答えた本だ。母とし…more
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『決定版 HONZが選んだノンフィクション』
2021年7月7日2011年7月15日、東日本大震災の混乱がおさまらぬなか、ノンフィクションに特化したインターネット書評サイト「HONZ」が船出しまし…more
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『実力も運のうち 能力主義は正義か?』今も広く容認される偏見 学歴という「功績」の横暴
2021年6月19日"「運も実力のうち」という慣用句はよく聞くが、「実力も運のうち」というのはどうだろう。「実力」という言葉はフェアに聞こえるが、それが…more
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『LIMITLESS 超加速学習』学習を始める前に無用な考えを徹底的に排除する
2021年6月12日多くの人が意外に思うかも知れないが、超加速学習には良質のインプットとしての読書が最善かつ不可欠である、と著者は説く。「1日10分でも…more
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ざっかけない変態料理人の本 『おいしいものでできている』
2021年6月9日本書は、東京・八重洲の超人気南インド料理店「エリックサウス」の創業者が、ド定番の「おいしいもの」を一品ずつ語っていく本だ。目次をみる…more
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『くらしのための料理学』「手を抜く」のではなく「力を抜く」
2021年5月24日土井善晴さんが「家庭料理を作る人々」へ向けて発信し続けてきたメッセージを、体系立てて学ぶことができる「テキスト」が本書だ。『くらしの…more
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ジェンダーを越え、世界に広がる「おすもう」の世界『世界のおすもうさん』
2021年4月27日相撲好きの女性ライターふたりが、おすもうさんの世界を描く。青少年相撲大会、女子相撲大会、女子校相撲部、沖縄角力など。そして、韓国シル…more