生物・自然
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進化の方向性を支配してきた「移動運動」というテーマ──『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』
2019年3月5日というわけで本書『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』は邦題に入っている脚・ひれ・翼だけではなく、…more
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楽しくてためになる『胎児のはなし』
胎児の超音波検査を日本で先駆的に取り入れて研究してきた増崎英明教授が、ノンフィクションライターである最相葉月の質問に答える対談形式で…more
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『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』本当の学びとは何か?
本書はそんな夜間中学とは一線を画す、沖縄県那覇市のフリースクール「珊瑚舎スコーレ」が開いている私立夜間中学の10年ほど前に行われた理…more
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『魚たちの愛すべき知的生活―何を感じ、何を考え、どう行動するか』
2018年11月30日本書は、あまり知られていない魚たちの環世界と生態を科学研究の成果と個人のエピソードを織り交ぜて紹介してくれる内容ゆたかな本です。しか…more
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『フォッサマグナ』足下に広がるミステリー
2018年11月10日タイトルは『フォッサマグナ』。日本のど真ん中を南北に走る、巨大な地溝帯について書かれた本だ。著者は鵺(ぬえ)という怪物に例えているが…more
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『無脊椎水族館』とか『タツノオトシゴ図鑑』とか『ほぼ命がけサメ図鑑』とかで学ぶ「海にすまう生物たちの正体」
水族館は無脊椎生物に限る。秘かなブーム?「ひとり水族館」の第一人者である旅するノンフィクション作家・宮田珠己氏による、全国水族館行脚…more
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『小笠原が救った鳥 アカガシラカラスバトと海を越えた777匹の猫』外来種だって殺しちゃいけない同じ命
小笠原は東京から船で24時間以上かかる、東洋ガラパゴスといわれる特殊な自然の宝庫。そこの固有種である「アカガシラカラスバト」は平成5…more
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『土・牛・微生物 文明の衰退を食い止める土の話』
2018年8月31日本書はデイビッド・モントゴメリー著“Growing a Revolution”の全訳であり、『土の文明史』『土と内臓』(ともに築地書…more
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『交雑する人類』 古代DNAが世界史を書き換える!
ゲノム革命は我々の想像を超える速度で進行している。ワトソンとクリックが生命のセントラルドグマを解き明かしてからわずか半世紀と少しの間…more
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ほら、あなたの隣にも! 見てびっくりのサイズ感『リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』
2018年8月8日本書は古生物図鑑である。が、これまでの図鑑とは一味違う。とっくの昔に絶滅してしまった古生物たちが現代の私たちの生活シーンにこっそりと…more
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『無脊椎水族館』得体のしれない彼らに会えば、人生が救われる、新しい発見がある!
2018年8月6日世の中では《おじさんひとり水族館》がブームだと宮田は断言する。どうやら疲れた男が向かうのは水族館の暗がりらしい。訪れた先には必ずそん…more
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『わけあって絶滅しました。』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2018年8月4日一昨年からずーっと続いてきた生き物ブームに変化の兆しが見えてきました。Twitterコメントがバズり、予約殺到全国的な品薄が発生した…more
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『「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護』
2018年7月16日ここ10年ほど、その新時代を展望する出版が英語圏で目立っている。一端は関連の翻訳書(ピアス『外来種は本当に悪者か』〔草思社〕など)を…more