世界史
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本のない原初の図書館から空想上の図書館まで──『図書館巡礼 「限りなき知の館」への招待』
2019年3月25日図書館巡礼という名の通り、本書は世界各地の図書館について、本のない時代からボルヘスによって想像されたバベルの図書館のような空想上の図…more
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原爆投下の決断者は『まさかの大統領』だった
こんな男が大統領になるとは誰も思っていなかった。その大統領は、広島・長崎に原爆投下をおこなったトルーマン。その伝記と、原爆開発の歴史…more
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『ぼくと数学の旅に出よう 真理を追い求めた1万年の物語』「数」に秘められた歴史と驚異、そして情熱
閑話休題、本書は1984年フランス生まれの若き数学者ミカエル・ロネーによる数学普及運動を書籍としてまとめた一冊だ。内容を一言で説明す…more
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『情熱でたどるスペイン史』めまいがするほど複雑な歴史を、「情熱」という養分で解き明かす
2019年2月4日本書は受けねらいのチャラい書物ではないのです。ここでキーワードになっている「情熱」には、じつはとても深い意味があって、スペインの古代…more
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アメリカ特殊部隊の戦い方を変えた『ドローン情報戦』
アメリカ陸軍特殊部隊がここまで作戦上ドローンを重宝していたとは驚きの事実だ。本書は、アメリカ陸軍特殊部隊のドローン戦略最前線、現代版…more
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『東西ベルリン動物園大戦争』きわめて人間くさい動物園の物語
2018年11月6日本書は動物園人たちを主人公とする骨太ノンフィクションだ。舞台は東西に分断されていた時代のドイツ・ベルリン。この都市には、壁を挟んで、…more
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『逆転の大戦争史』 平和を求めた国際主義者たち
2018年11月2日21世紀を生きる我々にとって、戦争が違法であることは、地球が太陽の周りを回っていることと同程度に自明のことに思える。しかし、17世紀…more
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『民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道』 民主主義が民主主義を殺す
世界各地の独裁政治を研究してきたハーバード大学教授である著者が、民主主義がどのように、そしてなぜ死ぬのかを追求していく。本書のフォー…more
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『物語としての旧約聖書』「普遍」を知るためのはじめの一歩!
2018年9月29日今回、NHKラジオ「宗教の時間」のガイドブックで、上智大学特任教授で古代オリエント博物館館長でもある月本昭男さんが、A5判の上下巻合…more
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ケネディーはクスリ漬け、スターリンはパラノイア、そして毛沢東は…『主治医だけが知る権力者 : 病、ストレス、薬物依存と権力の闇』
国家元首の主治医たちをめぐるノンフィクションである。もちろん、主治医についてだけでなく、元首たちの病気や性癖、投薬についても詳しく描…more
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『大英帝国の歴史』イギリスの人気歴史家、ニーアル・ファーガソンの出世作がついに翻訳!
2018年8月28日『憎悪の世紀』『マネーの進化史』『文明』などで有名なイギリスの歴史家、ニーアル・ファーガソンの新刊である。最も本書は本国イギリスで2…more
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『交雑する人類』 古代DNAが世界史を書き換える!
ゲノム革命は我々の想像を超える速度で進行している。ワトソンとクリックが生命のセントラルドグマを解き明かしてからわずか半世紀と少しの間…more
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“本の虫”の首相が牽引する『沸騰インド 超大国をめざす巨象と日本』
インドは今、猛烈なスピードで成長を遂げている。人口は近い将来、中国を抜いて世界最大となり、経済も日本の追い越して世界第3位となること…more