鎌田 浩毅
-
『定年後に読む不滅の名著200選』読書三昧の定年後はステキだぞ!
2024年7月2日本読みは人がどんな本を読んでいるかを気にする。同様に本好きは、自分が読んでいない名著が気になって仕方がない。おそらくHONZの読者も…more
-
『地球規模の気象学』 地球の巨大な循環システムが天気を決める!
2024年5月28日昨年の夏は猛暑だったが、実は2023年は世界的にも気象観測史上で最も暑かったことがデータから裏付けられている。こうした現象を研究する…more
-
『首都直下 南海トラフ地震に備えよ』東日本大震災は「まだ終わっていない!」
2024年5月13日2024年の元日に能登半島地震が発生し、多くの犠牲者が出た。現在も復興作業が続けられている最中だが、その後も千葉県・房総半島沖で地震…more
-
『津波―暴威の歴史と防災の科学』国際語「Tunami」の歴史と減災を知る好著!
2024年4月22日「Tunami」は英語の辞書にも載っている数少ない日本語起源の国際語である。本書は津波に関する歴史的な逸話を、最先端の研究成果をもと…more
-
『[完訳版]第二次世界大戦 1』英国式「カントリー・ジェントルマン」人生!
2024年3月22日国家がひとりの勇敢な人間によって救われることがある。ウィンストン・チャーチル(1874-1965)は第二次世界大戦中に英国首相となり…more
-
『47都道府県・地質景観/ジオサイト百科』日本列島は美しい地質景観の宝庫だ!
2024年2月23日いま日本で「地学」がブームになっている。日本列島の地質は世界的に見てもユニークなものが多い。プレート境界で火山が集中し地震も活発な島…more
-
100兆円使う前に考えておきたいこと!? 『100兆円で何ができる? 地球を救う10の思考実験』
2024年1月19日未来をあれこれ空想する際、話は断然デカい方が良い。評者の周囲にも投資家はたくさんいるが、彼らはいったいいくら投資するのだろう? 1億…more
-
2023年のイチオシ本=関東大震災100周年を忘れるな! 『関東大震災がつくった東京』
2023年12月30日今年も日本各地で地震が頻発する1年だった。地球科学を専門とする私には、ある意味で予測されていることでもある。 というのは12年前の東…more
-
科学の名著を再読しよう! 『科学革命の構造 新版』
2023年12月12日トマス・クーンという名前を聞いたことがある人は少なくないだろう。『科学革命の構造』 という科学古典の著者だが、ちゃんと読んだ人は意外…more
-
『富士山噴火に備える』「噴火スタンバイ状態」の富士山はどうなっているのか?
2023年11月14日万葉集が編まれた頃、富士山の頂上から噴気がなびいていた。つまり、当時の人々は富士山が「生きている」ことを知っていたのである。その後は…more
-
『人類滅亡の科学』近未来の危機を冷静に分析し「正しく恐れる」ために
2023年10月10日国連が世界の総人口が80億人を突破する推計を発表した。こうした中で人類が近い将来に直面する「滅びのシナリオ」を25項目取り上げ、「科…more
-
『世界がわかる資源の話』世界の地政学のベースに「資源」がある!
2023年9月11日資源は私たちの生活に欠かせないものである。エネルギーや有用な元素を供給してくれる鉱産資源は、46億年に及ぶ地球の歴史のなかで培われて…more
-
『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』地球環境を知るにはまず太陽を見よ!
2023年8月8日わが国屈指の太陽物理学者が、太陽の活動が地球環境にどのような影響を及ぼすかを論じた入門書である。「宇宙気候学」を専門とする著者は、宇…more
-
「一寸先は闇」の未来を予測する文理を超えた歴史学者の力業!『未来とは何か』
2023年7月8日「一寸先は闇」 と言う言葉があるが、未来は誰にとっても予測不能の世界である。そして「未来とは何か」は、極めて身近でありながらも納得す…more
-
『知っておきたい地球科学』「地を学ぶ」とは人間の生き方を追究すること!
2023年6月7日地球の成り立ちを研究する学問は「地球科学」と呼ばれ、高校の教科では「地学」として教えられる。地球は宇宙空間に浮かぶ星の1つだが、太陽…more