仲野 徹
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/nakano/
ノンフィクション、とりわけ伝記が好き。それが昂じて専門誌に「なかのとおるの生命科学者の伝記を読む」を連載。単行本(学研メディカル秀潤社)として上梓したところ、成毛代表の目にとまりHONZに参加。書籍購入費の抑制、および、仕事と飲酒と読書のバランスとれた鼎立、が永遠の課題。
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『人体の全貌を知れ』を読め! 人体とそれをとりまくサイエンスが如何に素晴らしいかを知るために
2022年10月27日こういう本を書ける人を心からうらやましく思う。医学や科学についていろいろなところで書いてきたが、まったくレベルが違う。ひとことでいえ…more
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超高度な ”自由研究” がおもろすぎ! 『カタニア先生は、キモい生きものに夢中!:その不思議な行動・進化の謎をとく』を動画といっしょに楽しもう
2022年9月27日おもろい研究をする人がいたもんだ。ハナモゲラじゃなくてホシバナモグラ、って書いても、タモリのハナモゲラを知ってる人も今では少なくなっ…more
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さらなる秘境『防衛大学校 知られざる学び舎の実像』が凄すぎる!
2022年8月27日初めてお会いしたのは、読売新聞の読書委員会だった。元・防衛大学校長らしく、動作も物の言い方もあまりにキビキビしておられるのに驚いた。…more
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論理的思考は単なる技術である『科学的論理思考のレッスン』
2022年7月27日思考というと、多くの人は難しいものと考えがちだ。しかし、決してそのようなことはない。とりわけ、科学的な論理思考というのはシンプルだ。…more
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『生命機械が未来を変える』を読んだら、日本の大学が束になってかかってもMITに負けるのではないかと心配になってきた
2022年6月27日『生命機械が未来を変える』ご恵送いただいたこの本、たいそうなタイトルやなぁと思いつつ軽い気持ちで読み始めたのだが、一気に読了。そして…more
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正しい歴史観を持ってウクライナを理解するために『中学生から知りたいウクライナのこと』を読もう!
2022年6月9日ウクライナについてのニュースを連日見ているのに、その国について何も知らなかった。恥ずかしい限りである。いかに知識がないかを思い知らさ…more
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金言あふれる賢者ルービック伝『四角六面 キューブとわたし』
2022年5月27日これほどシビれる本に出合うことはそうそうない。それは、真の知的好奇心と創造力を兼ね備えた上に深い思索をできる人がめったにいないからに…more
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神秘?いや、これは奇跡だ!『動物たちのナビゲーションの謎を解く:なぜ迷わずに道を見つけられるのか』
2022年4月27日動物たちは天才だ!心底驚いた。こんなに多様で素晴らしいナビゲーションシステムが動物に備わっているとは。 ナビゲーションというのは、採…more
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現代のがん治療は間違えているのか?『悪いがん治療:誤った政策とエビデンスはどのようにがん患者を痛めつけるか』は現役腫瘍内科医からの挑戦状だ!
2022年4月2日ある種の快感を抱きながら読んだ。漠然とそうではないかと勘ぐっていたことを、ものの見事に説明してもらえたからだ。がんの新薬が次々と登場…more
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爆笑につぐ爆笑!オモシロ論文集『すばらしきアカデミックワールド』を読まずに死ねるか!
2022年3月27日真面目なタイトルに騙されてはいけない。ひかえめに言って、驚きにつぐ驚き、爆笑につぐ爆笑の一冊だ。必ずしも心理学に限定されている訳では…more
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老後の習い事指南 by アフロ記者『 老後とピアノ』
2022年3月2日ピアノを53歳で習い始めた、というか、より正確には、子ども時代から40年という長いお休みを経て再開されたお話だ。著者は元朝日新聞記者…more
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感動!夢ってかなうものなんや『さばの缶詰、宇宙へいく』
2022年2月27日「宇宙食、作れるんちゃう?」ひとりの生徒がふともらしたひと言が実現した。熱意ある教師の指導の下、300人以上の生徒がバトンをつなぎ、…more
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マッチョ系(?)医師の正しき患者道『ぼくとがんの7年』
2022年2月10日小児がんを専門としていた松永正訓医師が膀胱がんを患った。攻守逆転、患者となって何を考え、どう行動されたか。名エッセイストでもある松永…more
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あの ”THE わきまえない女” 谷口真由美の大問題作!『おっさんの掟:「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」』
2022年2月1日「わきまえない女」の代表格、大阪のおばちゃん・谷口真由美が日本ラグビー協会で見たのは「おっさんの掟」の数々だった。協会理事への着任か…more