HONZ記事
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『百戦錬磨』イッテンヨン・イッテンゴに新日社長の本を読む
2020年1月4日今日1月4日は新日本プロレスにとってお祭りの日だ。毎年イッテンヨンと銘打って東京ドームで試合が行われる。今年はイッテンヨン、イッテ…more
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『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス
かくも行き渡っているそのストーリーに対して、本書は疑問符を突きつける。なるほど、初期の国家はいずれも農業を基盤とするものであった。だ…more
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『人口減少社会のデザイン』「人口減少社会」に直面する日本に残された選択肢とは
2019年12月29日「集団で一本の道を登る時代」の昭和、「失われた30年」の平成に続く、「人口減少社会」の令和における最大のテーマは、人がどう住み、どの…more
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『THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本』
"ニュースを共有するジャーナリストや、概念を共有する評論家と異なり、ライターのブレイディみかこは、風景を共有する。何かを語り、変えよ…more
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今週のいただきもの:2019年12月22日週
2019年12月28日今年はクリスマスが平日だったため、週末に自宅でちょっとしたクリスマスパーティーをしました。作ったのは、クラムチャウダー、蒸しサラダ、…more
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『あなたは、なぜ、つながれないのか ラポールと身体知 』
刊行当初から否応なく気にかかる一冊だった。タイトルが目に飛び込んでくる度、反射的に目をそらしたくなる自分がいた。『あなたは、なぜ、つ…more
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赤裸々な告白から学ぶアホと性悪からの脱出法『ほんのちょっと当事者』は世の中を良くするための処方箋だ!
2019年12月27日いろいろな問題を考えるとき、ほんのちょっとでいいから当事者として捉えればいいのではないか。そうすることによって、まわりの人たちの小さ…more
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『ようかん』老舗和菓子屋が代々紡いだ目にも鮮やかな「ようかん全史」
2019年12月26日"虎屋は室町時代後期に京都で創業し、禁裏の菓子御用をつとめてきた。東京遷都の折、明治天皇におともをして東京店を開設した。現在十七代目…more
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楽しく読めて役に立つ『からだと病気のしくみ講義』はサルでも読める医学書だ!(←自著誇大広告です)
2019年12月25日近年、医学は飛躍的に進歩し、昔だったら治らなかった病気も治せるようになってきました。大きく進歩した分、ある意味ではややこしくなってし…more
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麻酔で意識が落ちた時、何が起こっているのか──『意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか』
本書『意識と感覚のない世界』は三〇年以上麻酔科医としての経験を重ね、時に七〇〇グラムの未熟児から、時には人間ではないゴリラまで、幅広…more
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『無敗の男 中村喜四郎 全告白』竹のようなしなやかさを特徴とする組織づくり
2019年12月24日「中村喜四郎」という名を聞いて何を思い浮かべるだろうか。もはやかすかな記憶…「なにか汚職で捕まった人じゃなかったかしら」。若い人たち…more