事件・事故
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『完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録』
落としのプロはいかに犯罪者を自供させたか2021年4月26日本書の主人公、大峯泰廣氏は、伝説の捜査一課長である寺尾正大氏がもっとも信頼を寄せた部下である。並外れた取調べの技量を持ち、犯人を“落…more
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一気読み必至の警察ノンフィクション!『警視庁科学捜査官』
"地下鉄サリン事件の翌年、著者は警視庁史上初の科学捜査官に任命された。科学捜査の必要性は昔から叫ばれてきたものの、これまではスローガ…more
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『福島モノローグ』他者の言葉に耳を澄ます 花びらのように声を拾う
2021年4月3日本書の著者いとうせいこう氏は、東日本大震災の死者をテーマにした小説『想像ラジオ』を書いたのをきっかけに、福島を訪れて人々の話に耳を傾…more
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『潜匠 遺体引き上げダイバーの見た光景』宮城の海に潜り続けた男の濃密な半生を描く評伝
その人にしか語り得ない境地というものがある。人生は十人十色だが、特殊な技能が必要で、なおかつ特異な環境に我が身を起き続けた人の軌跡は…more
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『医療現場は地獄の戦場だった!』社会構造のゆがみがウイルス蔓延につながる
2021年1月2日"米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナによる死者数が170万人を超えたという(2020年12月22日時点)。最…more
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『ロシアン・ルーレットは逃がさない プーチンが仕掛ける暗殺プログラムと新たな戦争』「ロシアの敵」は世界のどこにいても殺される
2020年12月19日"本書はバズフィード・ニュースの国際調査報道エディターであるハイディ・ブレイクと彼女のチームがプーチンによる暗殺事件を追った調査報道…more
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『2016年の週刊文春』個人的2020年のベスト・ノンフィクションはこれ!
"文藝春秋は、「文藝」と「春秋」がくっついた会社だとよくいわれる。もちろんこれはふたつの会社が合併したということではない。文藝は文字…more
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『サイバー戦争の今』見えない戦争は既に始まっている
デジタルテクノロジー分野での国家間の対立は年々激しくなっている。本書では、最新のサイバー攻撃を取り上げながら、国際的なデジタルテクノ…more
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『白い土地』原発被災地で生活する人々のルポタージュ
本書『白い土地』は、新聞記者である著者が福島県に拠点を置き、そこに生き抜く人々に焦点をあてた人物ルポタージュである。「白い土地」とは…more
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『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』
44年後に初めて解き明かされた事件の真相!全日空が導入を予定していた旅客機の選定に絡み、アメリカのロッキード社から巨額の金が日本の政界関係者に渡っていたことが発覚し、田中角栄…more
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『誰が命を救うのか 原発事故と闘った医師たちの記録』指揮命令系統が崩壊するなか、最前線に立った人々の記録
東日本大震災の原発事故。その大混乱のなか、負傷者の受け入れ先になったのは福島県立医科大学付属病院。県内で唯一の二次被ばく医療機関の指…more
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『組長の妻、はじめます。 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録』裏社会に咲いた愛の物語
2020年4月13日面白い物語ではあった。しかし、予想は完全に裏切られた。エピソードの迫力は段違いで、半笑いで読み飛ばせる話はほとんどない。極めて重厚、…more
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『ふくしま原発作業員日誌』原発作業員が安心して働ける社会を目指して
本書は東京新聞で連載されている「ふくしま原発作業員日誌」(2011年8月〜2019年10月)に大幅に加筆を加え書籍化したものである。…more
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『震災と行方不明』喪われたつながりを求めて
東北学院大学教養学部地域構想学科、金菱清ゼミナールによる震災の記録ブロジェクトから出版された震災関係の本はこれで10冊目になるという…more
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『孤塁』初めて語られた双葉郡消防士たちの「あの日」
"2011年3月11日、福島県双葉郡では、多くの学校で卒業式が執り行われていた。通い慣れた校舎に名残惜しさを感じながら、子どもたちは…more