サイエンス
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勝者の記録+α 『二重螺旋 完全版』
よく知られているように、The Double Helixは、ワトソンが自分の記憶を頼りに書いた本だ。今回、あらためて読み直してみて、…more
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科学の最重要未解決問題『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』
2015年6月8日科学における最重要未解決問題の一つである意識の謎に果敢に立ち向かい、現状ただ一つの有望な予想と目されている「統合情報理論」を打ち立て…more
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『二重螺旋 完全版』訳者あとがき by 青木薫
2015年5月29日ワトソンのその著作が刊行されてから40年あまりの時を経て、このたび本書『二重螺旋 完全版』(原題 THE ANNOTATED A…more
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『捏造の科学者 STAP細胞事件』は、どんな人に読まれているのか?
2015年5月11日4月7日、大宅壮一ノンフィクション賞の受賞作が発表されました。書籍部門は須田桃子さんの『捏造の科学者 STAP細胞事件』、雑誌部門は…more
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『原子・原子核・原子力-わたしが講義で伝えたかったこと』
2015年5月10日さすがは山本義隆、と唸るしかない一冊だ。これが予備校での講演録だというから恐れ入る。原子とは何か、原子核とは何か、が、アリストテレス…more
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『6度目の大絶滅』が今まさに進行中
約6500万年前の白亜紀末に恐竜ふくむ全生物種の70%が絶滅した大量絶滅にひとしい事態が今まさに起こっている。本書では、『ニューヨー…more
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”我は死なり 世界の破壊者なり”
『原子爆弾 1938~1950年』原子爆弾の原理、マンハッタン計画、ソ連のスパイ、戦争の進捗、大国の思惑などなど。むしろこれだけの話がよく一冊におさまったものだ。これ…more
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『6度目の大絶滅』で人類も絶滅するのか?
アマゾンの熱帯雨林、アンデスの高地など世界のいたるところで、多くの生物種が絶滅している。ただし、ダーウィンの自然淘汰説からも分かるよ…more
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さらに積み上げよ!『サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊』
2015年4月5日専門家陣の本のセレクションを通して各分野のサイエンス・ノンフィクションを知ることのできる本書。サイエンス・ノンフィクションを巡る旅を…more
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『人類五〇万年の闘い マラリア全史』 100万人の命を奪う殺し屋
本書は、恐るべきマラリアと人類の50万年にも及ぶ闘いの記録である。本書を読めば、人類が築きあげてきた歴史がいかにマラリアに影響を受け…more
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次の世界を知るために『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』
2015年3月25日ディープラーニング、機械学習、人工知能……正確な未来予測は無理でも、だいたいの方向性において人類は「技術的な進歩」を重ねてきたし、こ…more
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熱くて面白い。不思議な科学本『サルバルサン戦記』
著者の岩田先生は、不思議な本を書く人だ。自身の専門である感染症を核にして、抗生物質、ワクチン、さらにはパニックに対するリスクコミュニ…more
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『フューチャー・オブ・マインド』訳者あとがき by 斉藤 隆央
2015年2月24日著者ミチオ・カク博士は、日本の吉川圭二とともに「ひもの場の理論」などを提唱した理論物理学の権威だ。ニューヨーク市立大学で今も教鞭を執…more
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『宇宙飛行士が教える地球の歩き方』 訳者あとがき by 千葉敏生
著者のクリス・ハドフィールド氏といえば、本国カナダでは知らない人はいないというくらい有名な宇宙飛行士です。計3回の宇宙飛行の経験を持…more