社会
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「ついで」に回す香港のアングラ経済 『チョンキンマンションのボスは知っている』
2019年8月27日香港の自称「チョンキンマンションのボス」、カラマは愛すべき中古車ディーラーだ。母国タンザニアからやってきた交易人の世話を焼きながら、…more
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数百分の1の時間で追体験すべき『ストーカーとの七〇〇日戦争』
"「なんとかしてこの体験を書かねば、吐き出さなければ、今後自分は文章を書いていくことができなくなってしまう。」 本書『ストーカ…more
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『欲望の資本主義3 偽りの個人主義を越えて』GAFAが支配する世界における人間の自由とは?
2019年8月10日本シリーズはこれまで、資本主義とは何なのかという大きな問題に取り組んできた。今回は、国家の枠組みを超えて巨大化する「GAFA」と呼ば…more
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老舗×伊勢×ADHD×空手×酵母 =『発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる』
伊勢にある老舗餅屋の21代目がクラフトビール造りを始めた。酵母を愛し、伊勢を愛する発酵野郎こと鈴木成宗社長だ。その根拠なき発想と、汗…more
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『日本の異国』「共に生きる」とは、どんな社会なのか?
2019年7月24日著者は30代の時に10年間タイのバンコクで「外国人」として暮らした経験があるそうだ。タイは歴史的にも地理的にも外国人を多く受け入れて…more
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ヒョウ柄に金箔押しのド派手カバー『仲野教授の そろそろ大阪の話をしよう』は”真の大阪”を知るためのバイブルだ!
みんなが気づいていない大阪の良さ。大阪人、大阪弁、かつての色街、大阪城、大阪の私鉄、食、音楽、おばちゃん、落語、ソース文化、大大阪時…more
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『世界の覇権が一気に変わる サイバー完全兵器』水面下で激化する、国家間の新たな戦争
2019年7月20日本書では各国のサイバー攻撃の実態が明かされる。特に高いサイバー攻撃能力を持つ国として挙げられたのが、中国、ロシア、北朝鮮だ。独裁国家…more
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信じられないけれど奇跡ではない ”みんなの学校” 『「ふつうの子」なんて、どこにもいない』
「自分がされて嫌なことはしない。いわない」それだけを唯一の約束とする『みんなの学校』。「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる…more
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人の可能性をひらく「エイブルシティ」に何を見るか:トランスローカルマガジン『MOMENT』創刊号
都市計画やまちづくりに関わるシンク&ドゥタンクが出版不況のなか、新たな雑誌を創刊。人の可能性を探求する「〜able(できる)city…more
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『真実の終わり』米国きっての書評家が警告する民主主義の危機
2019年7月13日ミチコ・カクタニをご存じだろうか。本を愛する者にとって彼女はまさに「雲の上の人」だ。1955年生まれの日系米国人2世で、ニューヨーク…more
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『資本主義はどこに向かうのか 資本主義と人間の未来』
2019年7月12日本書には「・・・すべき」という結論はない。しかしながら、我々が好むと好まざるとに関わらずその中で生きている資本主義社会がこれからどこ…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ヒップでポップで、最高にかっこいいパンクなかあちゃんにインタビューしてきた!(その3)
第3回はもう一冊の新刊『女たちのテロル』についてもお聞きした。そのあと、迷走が続くイギリスのEU離脱問題についての考えと、貧困の現状…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ヒップでポップで、最高にかっこいいパンクなかあちゃんにインタビューしてきた!(その2)
第2回はお住まいにになっているロンドンの南に位置するブライトンという町について、と音楽の話をお聞きした。「パンク」はほとんどわからな…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ヒップでポップで、最高にかっこいいパンクなかあちゃんにインタビューしてきた!(その1)
話題沸騰!いま読みたい作家のひとり、ブレイディみかこさんの子育て記録。とはいえ、息子とその仲間のカッコよさに笑ったり涙したりで、親戚…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』無類に面白い!少年の成長物語
2019年6月26日今年もっとも感情を揺さぶられた一冊だ。ノンフィクション好きでブレイディみかこさんを知らない人はいないだろう。彼女は英国南部のブライト…more