社会
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『Factfulness(洋書)』なぜ世界はあなたが思っているよりベターなのか?
2018年11月25日著者のハンス・ロスリング(1948 - 2017年)は「事実に基づいた世界観(fact-based world view)」を広める…more
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『大戦略論』戦略論の新たなる古典
2018年11月21日著者のジョン・L・ギャディスは、テキサス大学オースティン校で歴史学の博士号を取得後、オハイオ大学教授、アメリカ海軍大学校客員教授など…more
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知らなかった東京裏面史、『ふたつのオリンピック』
2018年11月13日分厚いのに一気に読んでしまった! 迫力の一冊。著者は誰かって? そう、あの『東京アンダーワールド』のロバート・ホワイティングだ。60…more
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『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』ごみ収集の現場は、ティール組織そのもの
2018年11月9日偶然見つけた一冊は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』。地方自治や行政学を専門とする研究者が、新宿区で9ヶ月にわた…more
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『現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論』経済学はどこに向かうべきなのか?
2018年11月8日本書は、経済学とは何かという答えを示す代わりに、現在の経済学の広範で多様な様相を整理することで、そもそもなぜこの問いに対して簡潔に答…more
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『<効果的な利他主義>宣言!──慈善活動への科学的アプローチ』 どうせよいことをするなら、最高によいことをしよう
近年、欧米の若い人たちの間で、とりわけミレニアル世代の抜群に頭のいい人たちの間で、寄付と慈善活動に関するひとつの運動が盛り上がりをみ…more
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悪魔のように邪悪な組織vsイタリア系のシャーロック・ホームズ──『ブラック・ハンド──アメリカ史上最凶の犯罪結社』
2018年11月5日ブラック・ハンドという凶悪な犯罪結社が19世紀から20世紀にかけて存在した。彼らの主たる構成員はイタリアからアメリカへと移住した移民…more
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最後の魔境へようこそ! ”ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活”
2018年10月27日かつては釜ヶ崎とよばれ、いまは、あいりん地区とよばれるドヤ街が大阪・西成にある。新人ライターの國友クンがその街に滞在してのルポルター…more
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『さいはての中国』 あなたの知らない中国
2018年10月22日"ノンフィクションを読む醍醐味である未知の世界を知る喜びをこれでもかと与えてくれる一冊だ。中国の地を這う現実を伝え続けるルポライター…more
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『民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道』 民主主義が民主主義を殺す
世界各地の独裁政治を研究してきたハーバード大学教授である著者が、民主主義がどのように、そしてなぜ死ぬのかを追求していく。本書のフォー…more
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『サカナとヤクザ』ニッポンの食卓を支える、魑魅魍魎の世界
2018年10月4日本書は、これまでに数々の裏社会ノンフィクションを描いてきた鈴木智彦氏が、サカナとヤクザの切っても切れない関係を、足掛け5年に及ぶ現場…more
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『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』で新しい未来をはじめるための第一歩を踏み出す
2018年10月2日"この本は、東京大学社会科学研究所教授で政治思想史・政治哲学を専門とする著者が、東京都の豊島岡女子学園中学・高等学校で行った全5回の…more
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『操られる民主主義 デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか』
2018年9月21日本書で論評されているのは、脆弱な政治システムである民主主義が、デジタル革命のもとでどのような脅威にさらされているのかという問題だ。人…more
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行きずりの人々と心を通わす『辺境の路地へ』
2018年9月17日本書は、著者の上原善広が北は北海道から、南は沖縄まで、全国の「路地」を旅したルポタージュをまとめたものである。昔の事件、事故、怪談話…more
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手紙を書くような介護 『家族のためのユマニチュード』
2018年9月14日本書の主題であるユマニチュードは、NHK「あさイチ」などでも紹介された“その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケアの手法のこと。私が…more