HONZ記事
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『天才を殺す凡人』会社を舞台装置にした物語論としての面白さ
2019年2月23日この世界は天才と秀才と凡人で出来ているという語り口から始まるのだが、その3つの「人格」を、「創造性」「再現性」「共感性」という才能に…more
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『最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実』銀行の本分
2019年2月22日"底が抜けたような絶望感の中で、多くの日本人が将来を悲観して自らの命を絶つ。20世紀末の日本というのは、正に「世紀末」と呼ぶのに相応…more
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『お金の流れで読む日本と世界の未来』歴史は少しずつ形を変えながら、似たような形で反復する
2019年2月19日ロジャーズは今、これから1~2年のうちに、リーマンショックを遥かに超える、我々が生きてきた中で最悪の経済危機が起きると予想している。…more
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楽しくてためになる『胎児のはなし』
胎児の超音波検査を日本で先駆的に取り入れて研究してきた増崎英明教授が、ノンフィクションライターである最相葉月の質問に答える対談形式で…more
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原爆投下の決断者は『まさかの大統領』だった
こんな男が大統領になるとは誰も思っていなかった。その大統領は、広島・長崎に原爆投下をおこなったトルーマン。その伝記と、原爆開発の歴史…more
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今週のいただきもの:2019年2月10日週
2019年2月16日立春が過ぎたのに、都内では昨日雪がちらつきましたね。立春といえば、節分にいわしを食べる習慣があることを、初めて知りました。鰯を焼き、…more
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『シドロモドロ工作所のはじめてのお彫刻教室』豆腐とちくわとそうめんを彫ってみよう!
作者は田島享央己という作家らしい。飾り物なのかおもちゃなのか、ユニークな木製の彫刻がいっぱいある。こういうの好きなんだ。なんか買っち…more
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『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』本当の学びとは何か?
本書はそんな夜間中学とは一線を画す、沖縄県那覇市のフリースクール「珊瑚舎スコーレ」が開いている私立夜間中学の10年ほど前に行われた理…more
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『宇宙の覇者 ベゾスvsマスク』歴史を加速させる男たちの熱いストーリー
マスクとベゾス。同じロケット開発にしのぎを削る2人の性格はまるで違う。マスクは時に傲慢とも思える自信家で、自身の信念のためならば周り…more
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『吃音 伝えられないもどかしさ』誰にでも居場所がある社会をつくるために
日本では100万人ほどが吃音の問題を抱えているとみられる。本書は、自らも吃音に悩んだ経験を持つ著者が、同じ問題を抱えるたくさんの人々…more
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予測精度の向上が、ビジネス戦略に破壊的な転換をもたらす──『予測マシンの世紀 AIが駆動する新たな経済』
2019年2月14日人工知能の発展・普及のすさまじい昨今だが、すっかりバズワード化してしまって「ここでいう人工知能って何を指しているわけ?」がわかりづら…more
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ちばてつやの見た中国 『ひねもすのたり日記』
2019年2月13日ちばてつや。そう、あの『あしたのジョー』などの傑作を描いた、漫画家だ。最近はどうされているのかと思いきや、「18年ぶりの最新作」とう…more
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『堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?』いよいよ新時代に突入か! 寿司の世界と世界の寿司
2019年2月12日本書に登場する7人の寿司職人たちは、皆30-40歳代の若手で、何年も修業をしてやっと上にあがれた前世代の先輩たちにしごかれた最後の世…more