HONZ記事
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祝 復刊!!『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌』
2019年5月16日"『東日流外三郡誌』は「青森の旧家から見つかった、大和朝廷に対抗した豪族の記録」で、発見当時から真偽が問われていると聞いていた。 …more
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『トッカイ』バブルの後始末はまだ終わっていない
"本書は「トッカイ(特別回収部)」と呼ばれた人々の戦いの記録である。トッカイは、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)や銀行から選ばれ…more
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『実験思考 世の中、すべては実験 』本の値段を読者に委ねてみたら…
2019年5月12日"実に面白い。本の中身の前に、まず本を売る仕組みについてだ。 本書は、価格が読者に委ねられた一冊である。紙の本を購入する場合は印刷…more
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今週のいただきもの:2019年5月5日週
2019年5月11日先日、新しい料理に挑戦しようと思い、バスク料理を作ってみました。スペインとフランスにまたがるバスク地方は、海と山の幸に恵まれ、ミシュ…more
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『流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則』
かつて、人間を別格と見なして他の生き物と切り離す世界観を、ダーウィンが進化論で刷新した。前作と本書『流れといのち』の著者エイドリアン…more
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『ネオナチの少女』ドイツに根づくナチズムという悪夢
"本書の題名は『ネオナチの少女』となっているが、著者のハイディ・ベネケンシュタインは自らを「ネオナチ」とは定義していない。「ネオナチ…more
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『バブル 日本迷走の原点』時代を見事に描き切った総括、形をかえた自伝
2019年5月10日内外の経済社会の流れや、その中に位置づけられる制度、慣行、政策を追う冷徹な眼と厳しい批判力。他方では人間に対する深い洞察力と愛情。相…more
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「社長のおくりびと」が書いた 『0円で会社を買って、死ぬまで年収1000万円』
2019年5月9日本書は、新しい時代のキャリアプランについて書かれた本だ。しかし著者の略歴には、次のように書かれている。「後継者不在などで存続の危機に…more
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『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』その何気ない行動が、ゾウの生死を分ける
2019年5月8日サバンナのダイヤモンドとも言われる象牙。本書は、元アフリカ特派員の著者がアフリカ南部における象牙マーケットの全貌を描き出し、取引され…more
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『ゆるカワ日本美術史』日本独自のアート
2019年5月7日"本書は縄文時代の土偶や埴輪など、中でも可愛らしい作品や、仏像や中世絵巻さらに近代絵画に至るまで、「ゆるカワ」美術作品にフォーカスし…more
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『メモの魔力』や『FACTFULNESS』を買ったのは、どういう人たちなのか?
ビジネス書コーナーが活況を呈しています。特に、『メモの魔力』と『FACTFULNESS』はここ数ヶ月1位、2位を争い数字を伸ばし続け…more
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『レオナルド・ダ・ヴィンチ』ダ・ヴィンチ伝の最終決定版
2019年5月6日"ダ・ヴィンチのあくなき好奇心や進取の気性は、与えられた知識を受け入れるだけでなく、積極的に疑問を抱くこと、想像力を働かせること、人…more
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『ネコ・かわいい殺し屋 生態系への影響を科学する』野良ネコへの愛情はリスクを孕む
本書を読む少し前、環境省による奄美大島のノネコ(野生化したネコ)への対策が議論を呼んでいるとのニュース記事を読んだ。ノネコが国の特別…more