「解説」から読む本
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『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』
2021年12月3日そのグリーンの最新作である本書『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』は、彼が満を持して踏み込んだ新領域であり、英語圏で…more
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『ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした』
2021年11月26日多くの現代人が「あって当然」「なければ生きていけない」とみなす、そのような文明の利器をかたっぱしから手ばなし、そこに立ちあらわれる新…more
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『決定版 HONZが選んだノンフィクション』
2021年7月7日2011年7月15日、東日本大震災の混乱がおさまらぬなか、ノンフィクションに特化したインターネット書評サイト「HONZ」が船出しまし…more
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『冤罪と人類』精密な世界模型たる迷宮(ラビリンス)
2021年4月28日本書、『冤罪と人類──道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』ではさらに歩を進めて、具体的な事件についての微に入り細を穿つような詳察から出発…more
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『Liquid 液体 この素晴らしく、不思議で、危ないもの』
2021年4月8日石器時代の道具から最先端のラボオンチップ医療革命までーー本書は材料を生みだし、材料に生かされてきた人類のイノベーションの物語でもある…more
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『怒りの時代 世界を覆い続ける憤怒の近現代史』
2021年3月24日本書『怒りの時代』では、人びとを反動と右翼政治に駆り立てる怒りの正体と、怒りの歴史的な背景の見直しが試みられている。その怒りの源こそ…more
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『人類とイノベーション 世界は「自由」と「失敗」で進化する』
2021年3月6日"リドレーはこれまで、生物学、遺伝、進化、社会など、さまざまな角度から人類史を論じてきた。今回の切り口はイノベーションだ。イノベーシ…more
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『WAYFINDING 道を見つける力 人類はナビゲーションで進化した』
2021年1月17日もともと人類はGPSはおろか地図さえない世界で、複雑なナビゲーションを駆使してきた。本書は伝統的なナビゲーション技術をいまなお用いて…more
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『<脳と文明>の暗号 言語と音楽、驚異の起源』文化と人間の「共進化」
2020年12月3日本書は、Harnessed: How Language and Music Mimicked Nature and Transfor…more
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『ワクチン・レース〜ウイルス感染症と戦った科学者、政治家、そして犠牲者たち』
2020年10月26日細胞の分裂回数が有限であるという画期的な発見をした「マッドサイエンティスト」、レオナルド・ヘイフリック。その樹立した細胞株から、ワク…more
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『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦 』
2020年10月21日何度も何度も、我々の常識や思い込みを鮮やかに裏切ってくれる言説の数々、そこに圧倒的なリアリティを付加してくる二人のガイド。本を読むこ…more
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『闇の脳科学「完全な人間」をつくる』 その先駆者の栄光と悲劇、そして「脳操作」の現在と未来
脳機能を操作する深部脳刺激(DBS)。すでにパーキンソン病の治療などに用いられているが、精神疾患の治療や心理操作など、さまざまな応用…more
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『生と死を分ける数学 人生の(ほぼ)すべてに数学が関係するわけ』
2020年9月30日著者は、読者に数学と現実との強い結びつきを皮膚感覚でわかってもらうために、1本の式も使わず、次々にアナロジーを繰りだして、現実と数学…more