HONZ記事
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『9つの脳の不思議な物語』脳が脳自身を理解できた日はきっと最高にロマンティック
2019年3月6日本書の著者も、人々の人生にずっと関心を持ってきた。その好奇心が高じて、イギリスのブリストル大学では脳の研究に没頭し、神経学の学位を取…more
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進化の方向性を支配してきた「移動運動」というテーマ──『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』
2019年3月5日というわけで本書『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』は邦題に入っている脚・ひれ・翼だけではなく、…more
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『宇宙の果てまで離れていても、つながっている 量子の非局所性から「空間のない最新宇宙像」へ』
"「量子グラフィティ・モデル」では、空間と非空間とは、おなじ粒子のネットワークの異なる相なのだという。ひとつの相は、すべての粒子がほ…more
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『YouTubeの時代 動画は世界をどう変えるか』
2019年3月4日アロッカは2010年9月にトレンドマネージャーに就任して以降、足掛け8年にわたってこの職務を果たしており、ユーチューブの最前線に立っ…more
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今週のいただきもの:2019年2月24日週
2019年3月2日「2月にクレープを食べるとその年はお金に困らない」という言い伝えがフランスにあると聞いて、一昨日、駆け込みで食べました。(少し調べて…more
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『西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム』欧州社会を覆いつくす「欧州疲労」とは何か
2019年3月1日"ジャーナリストである著者は、日本語版の序文で、本書に対する痛烈な批判を覚悟し、ジャーナリスト生命を懸けるつもりで世に送り出したが、…more
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ビジネスと恋愛って似てる?『ブスのマーケティング戦略』
2019年2月28日この本はブスの自虐エッセイではない。れっきとした実用書である。という前書きから始まるこの本を私はビジネス書コーナーでみつけた。『ブス…more
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完璧なるガイドブック『ニッポン47都道府県 正直観光案内』を片手に旅に出よう!
2019年2月27日"いまの日本で、旅の達人といえば、ドイツ文学者・池内紀さんとエンタメノンフィクションライター・宮田珠己さんだろう。行き先の選び方とい…more
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齢90を超えてなお新しい作品を生み出し続けた芸術家の人生──『スタン・リー: マーベル・ヒーローを創った男』
2019年2月25日映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の後編『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開が間近に迫り、今か今かと待ちわびている昨今…more
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『妻のトリセツ』を買ったのは、どういう人たちなのか?
"今年に入って、新書売り場の調子が絶好調です。理由はなんといっても樹木希林の『一切なりゆき』の大ブレイク。樹木希林関連は新刊の発売も…more
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今週のいただきもの:2019年2月17日週
2019年2月23日スーパーで新玉ネギが並び始めましたね。通常、玉ネギは日持ちをよくするため、収穫後に1ヶ月ほど風にあて、乾燥させます。しかし、新玉ネギ…more
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『天才を殺す凡人』会社を舞台装置にした物語論としての面白さ
この世界は天才と秀才と凡人で出来ているという語り口から始まるのだが、その3つの「人格」を、「創造性」「再現性」「共感性」という才能に…more
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『最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実』銀行の本分
2019年2月22日"底が抜けたような絶望感の中で、多くの日本人が将来を悲観して自らの命を絶つ。20世紀末の日本というのは、正に「世紀末」と呼ぶのに相応…more