おすすめ本レビュー
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柔らかな白い部分に触れる 『イベントの教科書』
2019年3月8日今、多くの人が、コト消費の行方を注視している。そこに登場したのが本書だ。この本には、イベントを成功に導く50の法則と14の実例が紹介…more
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『ソッカの美術解剖学ノート』全クリエイターにおすすめ
"本書は韓国で著名なイラストレーターである著者が31歳~40歳までの9年をかけ執筆した人体の構造をわかりやすく解説した本だ。絵の描き…more
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『京料理人、四百四十年の手間「山ばな 平八茶屋」の仕事』料理とは手間の文化、修業とは手間を学ぶこと。
著者の園部平八は20代目の当主である。創業は天正4年(1576年)というから440年の歴史を誇る京都の老舗料亭「山ばな平八茶屋」。天…more
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『9つの脳の不思議な物語』脳が脳自身を理解できた日はきっと最高にロマンティック
本書の著者も、人々の人生にずっと関心を持ってきた。その好奇心が高じて、イギリスのブリストル大学では脳の研究に没頭し、神経学の学位を取…more
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進化の方向性を支配してきた「移動運動」というテーマ──『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』
2019年3月5日というわけで本書『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』は邦題に入っている脚・ひれ・翼だけではなく、…more
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『西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム』欧州社会を覆いつくす「欧州疲労」とは何か
2019年3月1日"ジャーナリストである著者は、日本語版の序文で、本書に対する痛烈な批判を覚悟し、ジャーナリスト生命を懸けるつもりで世に送り出したが、…more
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ビジネスと恋愛って似てる?『ブスのマーケティング戦略』
2019年2月28日この本はブスの自虐エッセイではない。れっきとした実用書である。という前書きから始まるこの本を私はビジネス書コーナーでみつけた。『ブス…more
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完璧なるガイドブック『ニッポン47都道府県 正直観光案内』を片手に旅に出よう!
2019年2月27日"いまの日本で、旅の達人といえば、ドイツ文学者・池内紀さんとエンタメノンフィクションライター・宮田珠己さんだろう。行き先の選び方とい…more
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齢90を超えてなお新しい作品を生み出し続けた芸術家の人生──『スタン・リー: マーベル・ヒーローを創った男』
2019年2月25日映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の後編『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開が間近に迫り、今か今かと待ちわびている昨今…more
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『天才を殺す凡人』会社を舞台装置にした物語論としての面白さ
2019年2月23日この世界は天才と秀才と凡人で出来ているという語り口から始まるのだが、その3つの「人格」を、「創造性」「再現性」「共感性」という才能に…more
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『最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実』銀行の本分
2019年2月22日"底が抜けたような絶望感の中で、多くの日本人が将来を悲観して自らの命を絶つ。20世紀末の日本というのは、正に「世紀末」と呼ぶのに相応…more
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『お金の流れで読む日本と世界の未来』歴史は少しずつ形を変えながら、似たような形で反復する
2019年2月19日ロジャーズは今、これから1~2年のうちに、リーマンショックを遥かに超える、我々が生きてきた中で最悪の経済危機が起きると予想している。…more
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楽しくてためになる『胎児のはなし』
胎児の超音波検査を日本で先駆的に取り入れて研究してきた増崎英明教授が、ノンフィクションライターである最相葉月の質問に答える対談形式で…more
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原爆投下の決断者は『まさかの大統領』だった
こんな男が大統領になるとは誰も思っていなかった。その大統領は、広島・長崎に原爆投下をおこなったトルーマン。その伝記と、原爆開発の歴史…more
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『シドロモドロ工作所のはじめてのお彫刻教室』豆腐とちくわとそうめんを彫ってみよう!
2019年2月16日作者は田島享央己という作家らしい。飾り物なのかおもちゃなのか、ユニークな木製の彫刻がいっぱいある。こういうの好きなんだ。なんか買っち…more