2019年9月
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今週のいただきもの:2019年9月8日週
2019年9月14日パクチー(タイ語)は、コリアンダー(英語)やシャンツァイ(中国語)とも言いますが、どの呼び方も日本で定着していますね。カメムシとよく…more
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これが実話だなんて!『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』
"ロンドンの王立学院に通う20歳の音大生が、あの大英自然史博物館から、死んだ鳥の羽を盗んだ――なぜ、前途有望な若者が300羽近い鳥の…more
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『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか
いったんでき上がった社会の仕組みは、社会のコンセンサスがなければ決して変わらない。そして、その前提となるのは透明性と公開性であり、こ…more
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『暴力と不平等の人類史: 戦争・革命・崩壊・疫病』平等は破壊の後にやってくる
ものすごい本だ。まずはページ数。索引と原注だけで141ページ。本文582ページ。重い。次は帯。「核戦争なき平等化はありえるか?」とい…more
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『韓国 内なる分断: 葛藤する政治、疲弊する国民』これを読まずに韓国政治を語ってはいけない
「韓国の現代政治史」をコンパクトにまとめた本だと理解した。立場は中立にして冷静。これを読まずに韓国政治について語ってはいけないと思…more
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『月下の犯罪』名門一族の秘められた罪をめぐる極私的ノンフィクション
1945年3月24日の晩、オーストリア国境近くの村レヒニッツにあるバッチャーニ家の居城で、ナチとその軍属のためのパーティーが開かれて…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 未来は彼らの手の中にある!
2019年9月9日本書は、「ぼく」が「元底辺中学校」を選んでから1年半の出来事を、母である著者が飾らない言葉でまとめた本である。だが、事実の列挙に終わ…more
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今週のいただきもの:2019年9月1日週
2019年9月7日9月に入った途端に涼しくなったと思ったら、昨日はまた夏のような日差しでしたね。これだけ気温の差が激しいと、体調を崩しがちです。もし風…more
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『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』誘惑に勝てないのは意志が弱いせいじゃない
スティーブ・ジョブズは自分の子供たちにiPadを使わせていなかった――彼はその影響力をもって世界中に自社のテクノロジーを広める一方で…more
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『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』この宇宙を作ったのは神か? それとも科学者か?
本書は実験室で宇宙を作るというゴールからの逆算でさまざまな理論が紹介されるため、宇宙科学の最前線が驚くほど容易に理解できる。また、さ…more
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時間とはいったいなんなのか?──『時間は存在しない』
2019年9月5日日本でも彼が提唱者の一人である「ループ量子重力理論」の解説をした『すごい物理学講義』が売れているが、本書はそのループ量子重力理論から…more
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『人類の意識を変えた20世紀 アインシュタインからスーパーマリオ、ポストモダンまで』
"歴史が未来を映し出す鏡であるなら、20世紀は私たちに何を見せてくれるだろう? 本書はとくに人類の意識・精神が、この激動の世紀にどの…more
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「性」を選んで生きるということ~桜木紫乃の『緋の河』、モデルは同郷のカルーセル麻紀だ
パイオニアはすべからく苦悶するのだろう、「明日にならねば、開かぬ扉がある」と。『緋の河』は、ニューハーフの新時代を切り開いたカルーセ…more