社会
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『団地と移民』団地をみればこの国の未来がわかる
2019年4月12日『団地と移民』は、長年にわたり排外主義の問題を追いかけてきた著者が、日本各地やパリ郊外の団地の最前線で起きていることをルポした一冊だ…more
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『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』つらく、悲しく、身近に迫る死
2019年4月10日読み進めるのが苦しい一冊だった。登場する人々が長く抱えてきた生きづらさが、とても他人事に思えなかったからだ。壮絶な「現場」の描写も相…more
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『日本人の勝算 人口減少×高齢化×資本主義』日本経済再生のための提言書
2019年4月3日本書は、オックスフォード大学で日本学を専攻し、ゴールドマンサックス時代に日本の不良債権問題をいち早く指摘して「伝説のアナリスト」とし…more
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『森瑤子の帽子』「女であること」と向き合い続けた作家の生涯
その人の名は「森瑤子」。1978年に作家デビューすると瞬く間に人気作家への階段を駆け上がり、1993年に胃癌のため52歳で亡くなった…more
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『もっと言ってはいけない』社会でタブー視される残酷な真実を問い直す
2019年3月23日著者は日本の言論界でいまだに大きなウエイトを占める環境決定論に対し、最新の科学的エビデンスを基に反論、再考することを促す。さらに現代…more
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『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2019年3月22日"ビジネス書売場にまた注目の1冊が登場しました。それが『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』です…more
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『生命科学クライシス─新薬開発の危ない現場』着実に進むために、急がば回れ
本書は「再現性」の問題に焦点を当てながら「科学が正道を踏み外すさまざまなパターン」について迫る1冊だ。生命科学の歩みは決して止まって…more
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『政治に口出しする女はお嫌いですか?』独裁者が恐れた「女の武器」とは?
2019年3月16日"本書で紹介されているのは、18世紀後半から19世紀前半にかけての、フランス革命を挟んだ時代である。主人公はジェルメーヌ・ネッケル。…more
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『1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法』高邁な理想主義がなぜ失敗するのか?
2019年3月9日現実的で実践的な根拠に欠けるやみくもな理想主義は、結果的に望ましくない結果をもたらす。トランプ政権誕生やBREXIT(英国のEU離脱…more
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『吃音 伝えられないもどかしさ』吃音者の著者が当事者たちの現実に迫る
本書では、重度の吃音者で、そのことを苦に自殺未遂まで起こした高橋啓太という男性の回復への過程を下敷きに、自らも吃音者であった言語聴覚…more
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『日本の「中国人」社会』在日中国人が映し出す 日本の課題と可能性
"本書に登場する中国人の職業や来日した理由はさまざまだ。通販会社の社長から会社員、マッサージ師、行政書士、アニメの声優、大学生まで多…more
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『YouTubeの時代 動画は世界をどう変えるか』
2019年3月4日アロッカは2010年9月にトレンドマネージャーに就任して以降、足掛け8年にわたってこの職務を果たしており、ユーチューブの最前線に立っ…more
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『西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム』欧州社会を覆いつくす「欧州疲労」とは何か
2019年3月1日"ジャーナリストである著者は、日本語版の序文で、本書に対する痛烈な批判を覚悟し、ジャーナリスト生命を懸けるつもりで世に送り出したが、…more
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『お金の流れで読む日本と世界の未来』歴史は少しずつ形を変えながら、似たような形で反復する
2019年2月19日ロジャーズは今、これから1~2年のうちに、リーマンショックを遥かに超える、我々が生きてきた中で最悪の経済危機が起きると予想している。…more