堀内 勉
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『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』日本経済再生のカギは「中小企業神話」の克服にあり
2019年11月30日著者のデービッド・アトキンソン氏は、英オックスフォード大学で日本学を専攻し、米ゴールドマン・サックスの経済アナリストとして、1997…more
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『AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望』AIが突きつける「人間とは何か?」という根源的な問い
2019年11月4日本書は、AI以降の新しい世界の展望について、4人の異なる分野の世界的知性のインタビューを一冊にまとめたものである。more
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『テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」』テクノロジーが変革する世界で我々はどう思考すべきなのか
2019年11月3日"「『イノベーションか、死か』『テクノロジーか、死か』そういう時代を今、我々は否応なしに生きている」 こうした書き出しで始まる…more
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『経済学はどのように世界を歪めたのか』経済学はなぜリーマンショックを予見できなかったのか?
2019年10月3日金融界の人が書く経済の本には、余りにも人間や社会の視点が欠けていて、現実の世界に照らし合わせて読むことができないものが多いが、本書は…more
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『生物の中の悪魔』我々の中にもいるかも知れない「マクスウェルの悪魔」
2019年9月17日本書に出てくる「悪魔」というのは、宗教やオカルト的な意味での悪魔ではなく、エントロピー増大の法則を破る思考実験上の「マクスウェルの悪…more
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『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか
2019年9月14日いったんでき上がった社会の仕組みは、社会のコンセンサスがなければ決して変わらない。そして、その前提となるのは透明性と公開性であり、こ…more
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『哲学と宗教全史』「稀代の読書家」立命館アジア太平洋大学(APU)の出口治明学長による3000年にわたる人類の哲学と宗教の全史
2019年8月17日ライフネット生命保険のファウンダーで、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務めている出口治明氏の著作には、いつも感心させら…more
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『欲望の資本主義3 偽りの個人主義を越えて』GAFAが支配する世界における人間の自由とは?
2019年8月10日本シリーズはこれまで、資本主義とは何なのかという大きな問題に取り組んできた。今回は、国家の枠組みを超えて巨大化する「GAFA」と呼ば…more
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『どんな肉でも旨くする サカエヤ新保吉伸の全仕事』タベアルキスト・マッキー牧元さんの企画による、精肉業界のカリスマ・新保吉伸さんの新刊書
2019年8月7日精肉店サカエヤの新保吉伸さんの肉は、今、日本中の料理人たちから「この人の手当てを受けた肉を扱いたい」と熱烈な支持を得ています。新保さ…more
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『ハイエンドトラベル』 発想と創造を生む新しい旅の形
2019年7月15日"そもそも人はなぜ旅をするのだろうか。古代ローマ時代の神学者アウグスティヌスは、次のように語っている。 「世界は1冊の本のようなも…more
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『資本主義はどこに向かうのか 資本主義と人間の未来』
2019年7月12日本書には「・・・すべき」という結論はない。しかしながら、我々が好むと好まざるとに関わらずその中で生きている資本主義社会がこれからどこ…more
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『迷いを断つためのストア哲学』現代人が共感しやすい「普通」の感覚の哲学
2019年7月6日宗教や思想や哲学には、断定的であったり難解すぎたりして、とてもついていけないものが多い。しかし、ストア哲学の「普通」の感覚は、現代に…more
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『社長の条件』日本企業のガバナンスのあるべき姿を示す経営改革の集大成
2019年6月19日本書の最大のポイントは、日本的経営の本丸である経団連トップの中西宏明会長を対談相手として担ぎ出したことである。more